最近観た韓ドラ
やめる潮時、と書いておいて何ですが、連休でちょっと一息つけているこのタイミングで、最近観た韓ドラについて、ちょっぴり書こうかな、と思います。
昨年11月に苦労しながら(時間の捻出が結構大変でした、なにせ、1か月限定無料というので観てたもんで)『シグナル』(これも傑作)を観た後、しばらくドラマを観る余裕もなく過ぎたのですが、今年に入って、まず、1月~2月にかけてコツコツと『秘密の森』を観終わりました。
ネットにある、このドラマについての紹介文を引用するなら、「ある殺人事件を追う検事と刑事が、組織の内部不正を暴きながら事件の真相へ迫る驚異の極上サスペンス」というのが『秘密の森』です、
韓国で大ヒットし、主役のファン・シモク検事を演じたチョ・スンウは百想芸術大賞「テレビ部門」の最優秀演技賞を受賞してますが、もうこれは納得!
なにせ、チョ・スンウが演じたファン検事は、ティーンエイジャーの時に受けた脳の手術の後遺症で感情がほぼなく、ただただ理性で動くという、特異な人物に設定されていて、ほぼ感情表現がないのですが、かといってロボットみたいでもなく、かすかにいろいろ感情があるなというのが分かる、どう説明すればいいのか難しいのですが、なんとも圧巻の演技なのです。これは最優秀演技賞、獲るでしょう!
感情がないから、泣き落としも脅しも誘惑も通用せず、ただ己の理性に従って、ひたすら冷静に行動していくファン検事(ただし、感情がないわけでなく、それを表現できないだけなので、そのことがすごいストレスになって倒れてしまうシーンもありました)。
彼の辞書に「忖度」の二文字は存在しません。そこが気持ちいいんですわ。
そして、彼と名コンビを組む女性刑事ハン・ヨジンを演じたぺ・ドゥナがいい!
こちらは、ファン検事とは違って、正義感に溢れ人情に厚い、感情豊かな刑事で、ファン検事にもどんどん関わっていきます。それで、ファン検事は、彼女との関係の中で、一瞬笑ったり、一瞬怒りが顔の表面をよぎったりと、感情がうっすら動くんですよね。それがまた、よくて。
というわけで、暗くて重い内容でしたが、観終わったときは、いいドラマを観たという満ち足りた気持ちでした。
で、この3月~4月と少しずつ観て、つい先日観終わったのが、これも韓国で大ヒットした地上波ドラマ『熱血司祭』。
1話30分だったので、少しずつ観るのにちょうどよく、痛快アクションコメディなんで、毎回どこかで大笑いしながら観て、本当にストレス解消にはもってこいのドラマでした。
主役のキム・ヘイル神父役のキム・ナムギルがかっこよく、かつ、素晴らしい演技力で感心させられましたが、キム・ナムギルだけでなく、このドラマに出ているすべての俳優が一人ひとりすごくて、本当にその役柄にピッタリなのも素晴らしかったです。
個人的に瞠目したのは、韓ドラ『パートナー』の時には、クールなアジアン・ビューティを演じていたイ・ハニで、彼女は野心的で豪快なヒロインを演じていて、その捨て身(?)の白目をむき、大声で笑う姿に最初、度肝を抜かれました。
ところで、このドラマ全話観てみると、意外に(?)奥が深くて結構すごいテーマが隠されていたなあと思いました。
それで、もう一度それをじっくり考えたくて、再度気になるところを視聴したいのですが、今まで視聴していたGAYO!は昨日で配信が終了し、たまたま入っているdtvが5月3日から配信開始のため、現在ちょうど端境期(というのか?)にあるため、それはちょっとお預け状態です。
とりあえず、シリアスからコメディまで自由自在に達者に演じまくったキム・ナムギルの、シリアス面を垣間見られる動画を貼っておきます。(まあ、自分のためですね(^^;。ほとんどどなたも読んでいないブログだと思いますんで)。
華麗なるキム神父様の回し蹴りのお姿が見られます。