Zinn

 今日は私の好きなリジューの聖テレーズの日。それだけでなんとなく嬉しい私です。
 昨夜、神戸から帰ってきました。
 往復の新幹線の中でHoward ZinnのTerrorism and Warを読みました。
 Zinnは、今は亡きエドワード・サイードスーザン・ソンタグなどと並んで、9・11後のブッシュ政権のやり方を厳しく批判してきた、私の信用するアメリカ知識人の一人です。
 

Terrorism and War (Open Media Series)

Terrorism and War (Open Media Series)

 昔一度読んだ本だったんですが(その形跡がありあり)、ぜーんぜん中身を覚えていなかったことに、我ながら愕然としました。英語だと頭に入らないらしい。な、情けない…(;_:)。
 
 ともあれ、Zinn氏の冷静で深い、でも暖かい言葉を読んで、いろいろ共感すること多く、いい本読んだなーという満足感を得ました。

 しかし、今回読み返して見て、彼が問題視しているアメリカの状況と今の日本の現状とだぶる部分も多く、慄然としたのも事実。日本はホントにアメリカの後追いしているなあ。

I.F.Stone was one of the great journalists of our time. He would be invited to speak to students in journalism schools who were going to be reporters. He would say to them, "Among all the things I'm going to tell you today about being a journalist, all you have to remember is two words: goverments lie."

 日本のジャーナリズム関係者に贈りたい言葉です。

はるる