2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと息抜き

体力がない私は、ちょっとした旅行でも疲れが出てしまう情けない奴なので、ここ数日、お疲れマダムと化しておりました。で、肩のこらないもの読みたいなーと、人から借りた中村吉右衛門丈の『播磨屋画がたり』をぱらぱらと読んだり(実は私は歌舞伎ファンで…

旅行かばんの中の二冊の本

旅から戻ってきました(って帰省してただけなんですが^_^;)。 結局、旅のお供をした本は、『100歳の美しい脳』と "I'm the King of the Castle"でした。 100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち作者: デヴィッドスノウドン,David …

かばんの中の本

今日からしばらく留守にしますので、更新は最低一週間ありません。 ただいま、飛行機の中で何を読むか、どの本を持って行くかという、私にとり最も重要な問題に頭を悩ませております。候補は、『英語で読む万葉集』か、『デモクラシーの冒険』か、『無国籍』…

エクソフォニー

多和田葉子さんの『エクソフォニー』を読了しました。多和田さんは、ハンブルク在住のドイツ語と日本語で小説を書いている方ですが、私はこの人に以前から関心があって、書いたものを読みたいなと思っていたのです。昨年、多和田さんの『犬婿入り』を読み、…

万葉集

このところ忙しくて、更新のヒマがありませんでした。しかし、それでも読書をやめられないのが私の性分で、最近の就寝前の読書は、リービ英雄の『英語でよむ万葉集』です。英語でよむ万葉集 (岩波新書)作者: リービ英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 200…

誘惑の一覧表

先日読了した『黙って行かせて』に出てくる母親の態度(総統に感情すらも捧げてしまうといった)について、ずっと考えていたところに、下記のような文章に出会いました。これは、『ヴェイユの言葉』に収録されていたもので、シモーヌ・ヴェイユは「誘惑の一…

ファンタジーふたたび

『ファンタジーと歴史的危機』を読んでみました。こういったことに無知な私には、うってつけの入門書となった感じです。特に、産業革命を一足早く成し遂げた19世紀中葉のイギリスで、なぜファンタジーが誕生したかという辺りの歴史的事情に関して。ファンタ…

黙って行かせて

読み止しだったヘルガ・シュナイダーの『黙って行かせて』を読みました。なんとも索漠とした読了感。黙って行かせて作者: ヘルガ・シュナイダー,高島市子,足立ラーベ加代出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/10/28メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を…