夏休みの読書

北川次郎氏(目黒考二氏)が今年1月にお亡くなりになった際に、氏の『笹塚日記』に倣って、読んだ本の題名(仕事関連はさておき)だけでもブログに書こうなどと殊勝な(?)ことを考えたのも束の間、個人史上、最も忙しい前半期を過ごし、それどころではな…

ボビーの命日

本日、入管法案が強制採決されてしまうかも、と言われていましたが、何とか回避。 ボビーの命日に、あのような法案が通るなんて許せん!と思って(という理由がメインではなく、法案の内容があまりにひどいので)、ささやかな自分なりにできる入管法改定反対…

1月に読んだ本

このところ休日返上で働いてます。いやはや。 もうすぐ楽になるはず、なんですが。 それで突然ですが、そういえば、1月にあれ読んだと思い出したので、書いておこうかと。 その本(たち)とは、添加物に関する本で、具体的にいえば、安部司氏が書かれた次の…

高野秀行にはまってる

前回書いたように、鈴木邦男さんのように(手帳ではなく)このブログに自分が読んだ本(仕事関係の本は除く)を記録してみようかしらという気分になっているので、ちょっと書いてみます。もっとも、この気分がいつまで続くかは不明ですが(^^;。 というわけで…

二人の追悼

大変、久しぶりにブログを書きます。 今年1月11日に鈴木邦男さんが、19日に目黒考二さんがそれぞれ逝去されました。 今日の中日新聞夕刊に「鈴木邦男さんを悼む」(篠田博之)と「追悼 目黒考二」(大波小波)が並んでいて、開いた途端、思わず「あっ!」と…

最近観た韓ドラ

やめる潮時、と書いておいて何ですが、連休でちょっと一息つけているこのタイミングで、最近観た韓ドラについて、ちょっぴり書こうかな、と思います。 昨年11月に苦労しながら(時間の捻出が結構大変でした、なにせ、1か月限定無料というので観てたもんで)…

牛久

最後に書いてから、もう8カ月が経とうとしているというこのブログ。終わらせるかどうか、本気で考えないといけなくなってきました。 昨年度から、生活上も変化があり、仕事上もいわば中間管理職になってなんだか仕事が増え(目に見えて増加したのは、仕事関…

この夏に観た映画たち

本日、緊急事態宣言下のため、いささか気がひけながらも、今日しか機会がないから、と「トゥルーノース」を観に行きました。 北朝鮮の強制収容所を描いたアニメーション映画。 収容所の実態というだけでなく、アウシュビッツのように、人間が極限状態でも人…

トッケビにおける家事労働について

トッケビを観ているうちに、気になり始めたこと。それがトッケビと死神の間の家事労働配分のバランスの悪さでした。 トッケビは大金持ちなので(財閥を所有)、毎日、いうなれば遊び暮らしてます。時々人助けしてますが、要はボランティア活動で働いてるのと…

そして「トッケビ」にはまった夏

オリンピック視聴はボイコットして、韓国ドラマの「トッケビ」全16話を視聴。 「トッケビ」についての説明はこちら。 tokkebi.jp 最初は、トッケビと死神のブロマンスが面白いし、物語はよくできているので、楽しく観ていたのですが、途中から、これは表面は…

韓国ドラマ「愛の不時着」にはまる

もともとドラマを観る習慣がない私ですが、つい、はまってしまいました。 ええ、巷で話題の韓国ドラマ「愛の不時着」を観てしまったんですね。 友人が是非とも観て欲しい!とDVDを貸してくれたもので。 私としても、「愛の不時着」の中で、北朝鮮が人間的に…

平松洋子を読む日常

相変わらず、よろよろと仕事に追われつつ、生きております~。 日々のご飯を作り、お弁当を作り…というのをやっていて、妙になぜか平松洋子さんが気になって、彼女の本をこのところ、仕事の合間にちょこちょこ読み始めています。 はまったとまでは言えないま…

連休

仕事に変化があって、なんだかもっと忙しくなってしまい、ついでに私生活でもいろいろあって、こちらも忙しくなり、あれよあれよと月日だけは流れていく~でもう5月。 本当に何年振りかで、5月の連休が本当に連休で仕事がありません!来年はたぶん、連休に仕…

もう年末です

あら、気が付けばもう年末です。この間まで、暑い暑いと言っていたのに、年末はすごい寒波が来る、雪になると言っていて、あれあれ、という感じ。 今年は本当に新型コロナウイルス感染症に揺れた一年でした。 仕事もかなりコロナに影響されたし。 そんな中で…

あれよあれよと時は過ぎ

6月に仕事の山を一つ超えて、1週間ほど息抜き(といっても、完全に仕事から逃れられたわけではないのですが)をしたとき、ブログを更新しようかな、とそのタイトルまで考えながら、結局何もせず(^-^;。 ちなみにその時につけようかなと思っていたタイトルは…

コロナ禍のもとで

あれよあれよという間に、新型コロナウイルスに世界が乗っ取られたかのごとくに、いろんなことが変わりました。 まだ読んでいる方がおられるかどうか分かりませんが、皆様はご無事でしょうか。 テレワークだのオンライン会議だの、自分には関係ないと思って…

今、はまっているのは

お久し振りです…というのも、もうあほらしいくらいにブログはご無沙汰ですね。 前にブログを書いたときは、新型コロナウィルス(我が家ではシンコロと呼ばれている。なんだかイヌころみたいで、かわいい感じになってしまうけれど)がこんなに猛威を振るうな…

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。 このブログ、完全にほったらかし状態で、気が付けば、あらま、2020年になってしまいましたよ(^-^;。 もう、ブログをどうしようかしら。 昨年は6月頃からだんだん、異次元の忙しさ(これまで体験したことがない)という感じ…

初めて小川糸を読む

友人から、これ、はるるさん向きだと思うから読んでみては、と勧められ貸していただいた小川糸の『針と糸』を読みました。 小川糸さんの本を読むのは初めてで、しかも小説ではなくエッセイ集が入り口だったわけですが、こ~れ~が、なかなかよろしかったので…

桜満開の中の読書

こちら、「はるるの勝手に独り言」です。 あちらこちらで桜が今を盛りと咲いていて、うららかな日です。 仕事の傍ら、ぼちぼち読書しています。 ところで、前回の投稿の時に最後に触れた『守教』の中に、帚木氏がカトリック信者に確認してくださっていればと…

自宅療養中の読書

無事に退院はしたものの、やはり開腹手術でしたので、結構体への打撃は大きく、今は仕事を休んで家で養生しています。 で、養生の間に、これまで積読状態だった本を読もう!と思ってぼちぼち読んでいます。 恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を夢中で読み、感動し…

引っ越しました よく分かってませんが

こちら、「はるるの勝手に独り言」なんですが、タイトルをどうしてよいのやら。 はてなダイアリーが終わるから、はてなブログにインポート云々という、私にとっては謎のお知らせを受けてから幾星霜。 とうとう、引っ越しせねばならぬらしいということで、入…

年の瀬

気が付けばもう2018年も終わろうとしているとは。 今年もまた、あまりブログを書けないまま一年が終わろうとしてます。 2018年、何を読んできたのかなあと思いめぐらしているのですが、リービ英雄にはまったとかありますが(ほとんど全部読んだもんね)、今…

テキスト求めて三千里

あの猛暑が嘘のように過ぎ去り、やっと人間らしく生きていられる季節が嬉しいはるるでございます。 光の加減が晩秋というか初冬で、その美しさが嬉しい。 その光に誘われてというわけではないですが、10月は映画を二本観ました。 韓国映画の『1987』とアメリ…

猛暑の夏にいきなりリービ英雄にはまる

ご無沙汰してます〜。 大雨の被害の大きさに衝撃をうけております、はるるです。 我が故郷、愛媛を含む西日本各地でたくさんの方々が亡くなられ、本当に心が痛みます。 と言いつつ、ボランティアにいくでもなく、義援金に協力する程度のことしかやってません…

いろいろ読んでる2018年

すっかりご無沙汰もいいところの、はるるでございます。 読んでいる人、いますかー? とりあえず、自分の読書記録も兼ね、仕事以外で読んだ本を思い出すままに上げてみます。 といっても、もう半分忘れてますけど…。 年末年始に実家に抱えていったのは、保坂…

いつの間にか増えている

カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』は、毎晩少しずつ読んで、先日読了しました。 メタファー豊かな小説ですが、今の日本の状況に身を置いて読むと、かなり身をつまされるというか、いろんなことを考えさせる小説でした。民族的、国家的な記憶とか、和解と…

台風が来る日はイシグロを読もう

というわけで、仕事も何も投げ出して、カズオ・イシグロの最新作…ではなく、 デビュー作『遠い山なみの光』を買い、日曜日に再読しました。遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,小野寺健出版社/メーカー: 早川書房発売日: …

さらに読書

前回書こうと思っていて忘れていたこと。 大したことないですが、『メッセンジャー』の〈村〉はアメリカ合衆国のメタファーで、〈境界〉を閉じるかどうかという話は、現在のトランプ政権のもとのアメリカを予言していたかのような話だなあと思ったということ…

読書の秋

イギリスから帰国後は仕事に追われ、あのイギリスでの寛いだ日々は何であったかと思うほどでしたが、その忙しさの合間に仕事に必要な本以外の本を、何冊か読みました。 イギリスから帰って英語の勉強にかこつけて、昔読んでいたく感動した Lois Lowry の The…