2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アウシュビッツ

1月27日に行われたアウシュビッツ解放60周年記念式典を録画したヴィデオを見ました。 私にとり一番強く記憶に残ったのは、まだ式典が始まる前に、アナウンサーだったかインタビューされた研究者だったかが、ユダヤ人虐殺はドイツ人だけの問題ではない、ヨー…

間違い

昨日書いた、ボルマン・ジュニアについての記述に間違いがありました。私の記憶では、彼が偽名で隠れていたときに、母の死を知って泣くという場面があったのですが、不安になって本のその箇所を読み返してみたら、そんな場面はなかった。あれれ?その部分は…

ナチスの子どもたち

『黙って行かせて』(これは実話だそうです)の書評を見て、私がまず連想した本は、My Father's Keeper という本でした。その後で、B・シュリンクの『朗読者』も連想しましたが。話は脱線しますが、『朗読者』は傑作ですね。第三部は泣きながら読みました。…

日本のファンタジー

仕事が一段落し(といっても、すぐ次の段落が来るんですが)、一息入れようと荻原規子の『白鳥異伝』を読みました。これは、日本のファンタジー。三部作の第二作目にあたるものです。なぜ第一作から順を追って読まないかというと、理由は簡単、一作目の『空…

ファンタジー

前回書いたファンタジーに神はいない云々のたわごとを思い返して、吸血鬼ものって、ホラーに入るのではないかということに気がつき、う〜ん、ホントに私はたわごとを書いてるねー、それにしてもジャンル分けとは難しいものだと一人でうなってしまいました。…

ハウル

仕事の憂さ晴らしに一気読みしてしまいました、『魔法使いハウルと火の悪魔』。魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,佐竹美保,Diana Wynne Jones,西村醇子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 1997/05/01メディア: …

自分の言葉

この間、今は亡き須賀敦子さんと池澤夏樹さんの対談(「わが内なるヨーロッパ」)を読んでいて、こういう箇所に出会いました。

ハウルの動く城

先日、大ヒット中の「ハウルの動く城」を観て来ました。駄作説、傑作説と世評は割れているようですが、私個人としては、けっこう面白かったし、出来はいいと肯定的に評価したいです。私にとっては陳腐だった「もののけ姫」やよく出来ているけど何が言いたい…

しつこく短歌

風邪をひき、正月早々寝込みました。いまだに引きずる疲労感。久し振りに疲れた〜とため息つきつつ仕事してます。 しかしまあいつまでも正月でもあるまい、とまたもや気に入った短歌について書くのであった。(我ながらしつこい^_^;) 「短歌をヤってない人…

新年

あけましておめでとうございます。 「新(あらた)しき年の始の初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)」(大伴家持) 東京は大晦日に雪が降り、本当にこの和歌のような感じでした。2004年を表現する漢字として「災」が選ばれてしまいましたが、今…