2009-01-01から1年間の記事一覧

戦場でワルツを

クリスマスイブに「戦場でワルツを」を観に行きました。 イブに観に行く映画ではないというべきか、まさに観るにふさわしい映画というべきか。 http://www.waltz-wo.jp/ これを観てレバノンの現代史についても読みたくなりました。『レバノンの歴史』とか覗…

お久し振りです

毎週のようにどこかに出かけて全然休みがないところに、新型インフルエンザに罹患し、それを知らないで無理に仕事に出かけた結果、インフルエンザを撒き散らして相手方に迷惑までかけるという、とんでもない生活にやっと終わりがやってきました。 …とホッと…

いくつかの言葉

船本弘毅『新約聖書イエスのたとえ話を読む』下より。 もちろん、人間の一部としてお金をもうけるという要素はあります。しかし、それが100パーセントではない。現時点においてはそれが100パーセントであるかのように、人間のあり方として他にはオプションが…

読んだ本メモ

仕事に追われながら、新幹線に乗って上京する合間に読んだ本。 『言葉と戦車を見すえて』(加藤周一)。 やはり、「言葉と戦車」は凄い。 本当に賢い人が強靭で明晰な思考を、的確な文章力で一点のくもりなく書くとこういう文章になるのかと思いました。 言…

メモとして:村上春樹と庄野潤三

毎日新聞夕刊2009年9月30日と10月1日に村上春樹氏へのインタビューが掲載されていたことを知り、読んでみました。 その一部を自分のためのメモ代わりとして、ここに(とりあえず)コピーアンドペーストしておきます。 以下は、10月1日掲載の「『1Q84】をめぐ…

うれしい、たのしい、ありがとう

仕事で金曜の夜に飛行機で福岡へ。 土曜日に仕事を終え、午後ボンバルディアで名古屋に舞い戻りました。(後ろのオジ様たちが、「あーあ、ボンバルディアだ。これだけは乗りたくなかったなあ。」「こんなに乗客が少なきゃ仕方ないよ〜」てなことを口こもごも…

THIS IS IT

本当に忙しいのか?と突っ込まれてしまいそうですが、マイケル・ジャクソン(MJ)のリハーサル映像が映画になったんですねー。偶然、昨日知りました。 2週間限定公開なんて言われると、観に行ってしまいそうな自分が怖い。 http://www.sonypictures.jp/movie…

正弦曲線

堀江敏幸氏の新刊が出ていることに気がつく。 『正弦曲線』。 今の仕事が区切りつくまで、読むどころではないなあとため息。 正弦曲線作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブ…

ご無沙汰

気がつくと、9月も後半。 世の中は連休らしいですが、私の職場はそんなものは一切無視!なので、ちゃんと月曜日から働いております。 昨日は、世間は休みだということをつい忘れてある店(日祭日は休み)に出かけ、どうして今日はこの店閉まっているのだろ…

1984より1968

大変ご無沙汰してます。 いつまでも雨でいやですね。今日は、珍しく晴れましたが。 私は、怒涛の7月をなんとか生き延びました。 7月下旬は仕事が押し、連日夕食が夜9時過ぎでへとへとになりました。 明日からしばらく俗世間から離れて、お籠りします。お盆過…

種々の言葉

映画『沈黙を破る』を観に行きました。 必見の映画。 多くのイスラエル人は「セキュリティー・セキュリティー」と口を揃えて言います。自分たちの国を守らなけれなならない、と。 しかしこの国が、まもなくまともな国でなくなってしまうことに気づいてはいな…

この頃

蒸し暑くて、ばて気味の今日この頃です。 お久しぶりですが、皆さまお元気でしょうか。 えーと、『もののはずみ』と『須賀敦子を読む』を読み終わりました。 もののはずみ (角川文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発…

「女流作家」幸田文 

幸田文の随筆を一つずつ毎日読むかたわら、水村美苗の『日本語で読むということ』に目を通していたら、おっと、シンクロニシティなのか、水村さんも幸田文について書いておられるではありませんか。 日本語で読むということ作者: 水村美苗出版社/メーカー: …

Dance!Dance!!Dance!!!

私は踊るのはからっきし駄目ですが、見るのは好きです。 昔のハリウッドミュージカルが好きでよく見ました。 おかげで、古いスターしか知りません。 ジーン・ケリー、フレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、シド・チャリース、ジンジャー・ロジャース、…

さらに近況

先日、病院の定期検診の待ち時間の間、夢中で読んでいたのが『幸田文 きもの帖』。 幸田文 きもの帖作者: 幸田文,青木玉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/04/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) を見る やはり何度…

近況

あれよあれよと日が過ぎていく感じです。 昨日まで東京に会議出席で出かけていて、今日は尾鷲まで日帰り。疲れました…。 尾鷲までの往復の特急ワイドビュー南紀の車中で読んだのは、『古代教会における財産と富』。 古代教会における財産と富作者: マルティ…

沈黙を破る

おやや、アップするとき何かがおかしかったらしく、妙なことになってました。失礼。 つまり、もう一度、書き直しなのね…。 というわけで、簡単に。 イスラエルのもと将兵たちが占領の実態を語り、自分たちの内面を語るドキュメンタリー映画『沈黙を破る』。 …

イスラエル

そもそもイスラエルという国家がどういう国だか分らないと思って読んだのが、臼杵陽氏の『イスラエル』。イスラエル (岩波新書)作者: 臼杵陽出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/04/21メディア: 新書購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (24件)…

フロスト×ニクソン

連休最後の日に、これを逃したらもう観られないと「フロスト×ニクソン」を観るために映画館に駆けつけました。 1977年に行われた、有名なニクソンへのインタビューを映画化したものですが、非常に面白かったです。 殴り合ったりするのを観るのは嫌いですが、…

コロンバイン10周年の本が出た

後から後からいろいろなことが押し寄せてきて、ブログどころじゃない日々でした。 これからもあまり更新できないかもしれません。ブログをやめることも視野に入れて今後のことを考え中です。 ところで、数週間前のTIMEで知ったこの本は読んでみたいと思って…

エッセネ派はいなかった?

TIME(アジア版)に小さく、イスラエルの死海文書の研究者(ユダヤ教神秘主義の大家)でヘブライ大学教授のRachel Elior氏(Rachel Elior - Wikipedia)が、900巻にのぼる死海文書を全部検討した結果、エッセネ派(エッセネ派 - Wikipedia)は存在しなかったと…

待合室で島村利正

しばらくオフライン状態でした。 滲出性中耳炎が治らず通い続けている耳鼻科は、今、花粉症患者で満員御礼状態。 下手すると一時間くらい待合室に座ってないといけません。 で、待っている間に読み継いで終わったのが、島村利正の『奈良登大路町 妙高の秋』…

パラダイス・ナウ

以前見逃したパレスチナ人監督による映画『パラダイス・ナウ』を観ました。 パラダイス・ナウ パラダイス・ナウ [DVD]出版社/メーカー: アップリンク発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 72回この商品を含むブログ (41件) を見る ナブルス出身の二人…

カウフマン卿の演説

先週、転居は終えたものの引っ越し完了まではまだまだ遠い道のりです。 ☆ ☆ ☆ 遅ればせながら。http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/845 より(演説全訳はこれを参照して下さい。) 「ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル…

種々の言葉

メモ代わりに、心に残った文章を書き留めておきます。 「寒糊炊き」についての文章「弱さも大切」(中日新聞・夕刊 2009年2月14日)。 ちなみに、「寒糊」とは、大寒の頃に小麦の澱粉と精製水を混ぜて撹拌しながら炊き上げ、甕に移して10年以上暗所で…

引っ越し前

悲しいことがあって、長らくブログを書く気になれませんでした。 今週末には引っ越しです。今、家には段ボールが積み上がり、種々の紙が氾濫している状態。げんなり。 そして、荷物を少しでも減らそうと、心を鬼にしてコピーや新聞の切り抜きその他を捨てま…

ジャボティンスキー

『シオニズムとアラブ』読了。 シオニズムとアラブ ジャボティンスキーとイスラエル右派 一八八〇~二〇〇五年 (講談社選書メチエ)作者: 森まり子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/11メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (7件) を見る…

ガザ報道に関して

ガザ、あるいはパレスチナ問題に関しマスメディアの歪みが気になるので、それに関連したものを載せます。 転送されてきた京都大学の岡真理氏からの要請です。 ガザ市では市街戦が始まりました。 死者も負傷者もひたすら増加の一途をたどっています。 (フラ…

カメラを手にした子供たち/シオニズム

家に仕事を持ち帰っているくせに、今日しかこの映画を観に行ける日がないと、午前中から出かけてしまう。 観たのは、『未来を写した子どもたち』。 http://www.mirai-kodomo.net/ インドの売春窟に生まれた子供たちと写真との出会い、彼らの人生、作品、彼ら…

No Logo

ありがたいことに、仕事が休みの日。 で、そういえば買っていたのに読んでなかったな〜と開いてしまったが最後、区役所に行かねばと思いながら、ついつい朝から読みふけってしまったのが、『ブランドなんか、いらない』(原題がNo Logo)。 ブランドなんか、…