2011-01-01から1年間の記事一覧

ドイツの原発政策

いろんなことで日本はドイツと比較されますが、原発をめぐる対応でもドイツは日本とは異なる反応を示していて、なぜこんなに異なるのか、といささか羨ましい思いがします。 再生可能エネルギーへの移行の急激さや、ドラスティックに脱原子力政策を推進する姿…

Goldberg Variations

グールドやその他のピアニストで、ゴルトベルク変奏曲を聴ながら仕事。 これが同じ曲かと言う感じで、弾く人によって結構印象が違いますねえ。 グールドのもの。 「もし無人島に何かひとつだけ携えていくことが許されるなら、私はコロリオフのバッハを選ぶ。…

Glenn Gould plays Bach

少しほっとしたくて、グールドの弾くバッハを自分のためにいくつか貼り付けております… 実は、私アンドラーシュ・シフも好きなんで、ついでに貼ってしまいます。 (既に今日のお題からずれていきますけれど。) 鋭角的なグールド、柔らかいシフという印象が…

朝日新聞による松下竜一の再評価

怒涛の一週間が終わって、なんだかほっとし力が抜けている今週です。 ところで、こういう組織(「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」)が結成されていたことに、今日まで気が付きませんでした。不覚。 http://wwwb.dcns.ne.jp/~yaginuma/ 今後、このサ…

BACH Concerto in F minor BWV1056 ( No.5 )

仕事があるけど、もうどうにもピアノ曲聴きたい熱が止まらなくなっております。 要するに、疲れている。 グールドの再来と言われているDavid Frayの演奏を聴いて比較してみたりして、仕事の合間に遊んでおります。 この角度のフレイ君、D・ボウイみたい〜と…

久し振りにグレン・グールド

公私ともにバタバタして、またまた更新が滞りました。 沈黙の期間に、浜岡原発を絶対に再開させるなという講演会を聴きに行き、政治の側面からの原発問題の奥深さを改めて実感しました。 そういう側面も、もっとよく知っていき、反対の立場に立ち続ける必要…

松下竜一の仲間たちのその後

松下竜一を読んでいると、彼と彼をとりまく仲間との間にある、濃密な友情関係、人間関係に羨ましさすら感じますが、ふと、思い立って、環境権訴訟を起こした頃の仲間の中で、毛糸屋さんから転じて市議会議員になられた釜井健介さんと、九州大学で万年助手だ…

松下竜一から派生する

気付けば一か月以上も更新しないまま、月日がたっておりました。 私は音無しの構えの間も、松下竜一を読み続けていました。 『松下竜一未刊行著作集』全5巻を読み終わり、『豆腐屋の四季』と『ルイズ』も読了しました。 かもめ来るころ (松下竜一未刊行著作…

帰省直前

雨で涼しくなり、嬉しいはるるでございます。 先週、被災地に行ってきました。石巻、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石、大槌町に行きました。(多少、物資など届けましたが、ボランティアをしに行ったわけではないです。) 写真やテレビで見てはいても、二次元…

ますます暑い

もう立秋を過ぎたそうですが、そんなことはお構いなく、猛暑ですね…。暑さに弱く、冷房に弱い私はもう、八方ふさがりでぐったりしています。 この金曜日まで、フランス語の夏季集中講座(中級)というのに、通っていました。仕事の後なので、夜のコース。実は…

暑中お見舞い

毎日、暑いですね! 私も暑さに負けて、先日具合が悪くなりました。気分が悪くなって吐いて吐いて、大変だったのですが、暑さ負けですかね? 一ヶ月半ほど「なしのつぶて」状態でしたが、その間に何度か書こうとしたのです。 が、なぜだか分りませんが、その…

映画フクシマ

製作プロデューサーの稲塚秀孝氏が、福島についてドキュメンタリーを制作されるようです。 記録映画「フクシマ2011」制作プロジェクト(稲塚秀孝 2011/04/28 公開) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー) 以下は、その映画の一部らしき映…

鎌仲ひとみ監督の話

4月16日に東本願寺で行われたシンポジウムでの鎌倉ひとみ監督のお話。 福島原発の事故は単なるエネルギー問題ではなく、現代文明の在り方そのものを問う、私たちにとっての岐路に本当になったなあということを考えつつ拝聴。 はるる

時には着物本をもって

原発関連のことばかり、書き連ねてまいりましたが、先週末から昨日にかけて、用事で神戸に出かけた際は、全く異なる本を携えて行きました。 それは、青木奈緒の『幸田家のきもの』。幸田家のきもの作者: 青木奈緒出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/02/26…

補足

後藤正志氏の映像。 ものすごい迫力でした。 もっと時間を差し上げて、じっくり説明をさせてあげればよいのにと思いました。 小出先生は最後に以下のガンジーの言葉を引用されていましたが、日本の現実にまさにどんぴしゃの適切なる引用と感じました。 七つ…

参議院 行政監視委員会 での発言

昨日(2011年5月23日)の参議院行政監視委員会での、小出裕章氏、石橋克彦氏らの発言の映像をここに張り付けます(個人的な一種の覚書として。) 画質はよくないです。(1)小出裕章氏 (2)石橋克彦氏 この委員会の全体の映像は以下をご参照ください。 後…

敦賀市長の言葉

10年以上前、私はある雑誌で(『世界』だったかなあ)、どこかの市長か町長が何かの会議でしたという発言を読んだことがあります。 どこかの自治体の長だということしか記憶がなく、その場所もその人の名前も覚えていませんが、その人が最後に語ったという言…

マンガと番組

わが敬愛する山岸涼子先生が、昔描かれた原発に関するマンガ「パエトーン」(チェルノブイリに触発されて描かれたもの)を、インターネット上で無料で特別公開されています。http://www.usio.co.jp/html/paetone/index.html 昔々、雑誌でこの作品を読み、こ…

パッシビズムの技術

最近、高木仁三郎先生の本も(再び)読み始めました。 まず手に取った『原発事故はなぜくりかえすのか』は、何度も読み返したい本となりました。 これは、日本の思想を考察するうえでも、大事な本ではないでしょうか。 原発事故はなぜくりかえすのか (岩波新…

お久しぶりです

結構よれよれになりつつ、連休に突入。 本当なら、連休中休みなしだったのですが、身体の調子がよくないこともあり、急遽、休みをとれることになりました。助かった〜。 仕事の傍ら、細々と原発関連の本を読む日々でした。 『原子炉時限爆弾』も読みました。…

もと技術者の証言 その2

『放射能で首都圏消滅』という本を読みました。 放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策作者: 古長谷稔,食品と暮らしの安全基金出版社/メーカー: 三五館発売日: 2006/04/01メディア: 単行本購入: 24人 クリック: 2,100回この商品を含むブログ (107件) を見…

もと技術者の証言 その1

なんとなく、原発=最先端技術=施工も超一流のはず、と思い込んでおりましたが、このところ、もと原発技術者の方がらの証言などを目にする機会もあり、ぜーんぜん、そうではなかったという事実に、一人で衝撃を受けている私です。 耐震設計をしっかり考えて…

熊取6人組

学問に携わる者の生き方、人間らしく生きることについて、考えさせられた番組。 「原発を止めるための研究」をしていると語る京大の「異端」研究者=熊取6人組を扱った 番組です。 この方々が「異端」だということは、「正統」の思想はどんなものか、しっか…

共感したので

デンマーク在住の方が書かれたブログの記事に深く共感しましたので、 ご紹介します。 http://mormorsscandinavia.blogspot.com/2011/03/blog-post_22.html なぜ、「世界で唯一の被爆国」と言いながら、日本は原発をエネルギー政策の 根幹にするようになった…

2010年の最高電力消費量って?

原発無くても電気は不足しないとい3月27日の記事、書きかけではありますが、 我ながら突っ込みどころ満載で、あれではまずかったと反省しています。 IEAが言ったからでは小学生だし、名大の先生の論もいくつか条件付きなので、 その辺り突っ込んで反論するこ…

前福島県知事の本

東電や国と闘い、東京地検特捜部によってでっち上げの収賄容疑で逮捕されて知事の座を追われた佐藤栄佐久前福島知事に興味を持ち、この方が書いた本『知事抹殺』を読もうと考えています。 知事抹殺 つくられた福島県汚職事件作者: 佐藤栄佐久出版社/メーカー…

原発なしで電気は不足しないのか

昨日、名古屋でのストップ浜岡と脱原発を訴えるパレード(デモ)に参加しました。 で、それに関連してネット上で目にした脱原発の主張への反論、疑問、批判の内容をざつと自分なりにまとめると、1 これまで原発にさんざんお世話になっていたのに、急に批判…

レベル6

昔、宮部みゆきの『レベル7』という本を読んだことがあります。 レベル7(セブン) (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/09/29メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 664回この商品を含むブログ (197件) を見る 今でも覚えている…

聴くべき言葉たち

昨日は、急用で東京に日帰り出張。 春休みに入っているのに新幹線はがらがらだし、いつもはまっすぐ歩けず苦労するほど混雑してる東京駅構内は人があまりおらず、すいすい歩けてしまうのが私としては不気味でした。 以下は、私が読んで、いろいろ思うところ…

祝島

中国電力が瀬戸内海にある山口県の長島に建設中の上関原発に対する祝島の方々の反対運動については、DAYS JAPANなどで読んではいました。 が、読んで大変だと言うだけで、具体的行動は何一つとらない怠惰かつ傲慢な態度で今日まできた私です。 そんな、過疎…