逃避行動

 あのペリカンの大著『キリスト教の伝統』をとうとう意を決して読み始めました。ただいま、第一巻を読んでいるところです。

 
 が。

 分らないというわけではないけれど、そんなに面白いというわけでもないというのが、この手の読書の難しいところ。

 私はとことん神学に向いていない頭の持ち主なので、こういうのを読んでいると、ついふらふらとネットでRFKのビデオを観てしまいたくなるのであります。
 まったくもう(~_~;)。


 わからないといえば、グノーシスっていうのも、いま一つ分ったような、分らないような(ということは、分っていないということですね)。

 グノーシス主義がもたらした最大の衝撃はその神論にある、つまり、至高神と造物神を分けることだという大貫大先生のお言葉は腑に落ちましたけど。
 
 上記のことが書かれている論文が収録されているのは、『グノーシス 陰の精神史』です。題名はカッコいいですけれど、おバカな私にはちと難しいですわ(;_:)。

グノーシス 陰の精神史

グノーシス 陰の精神史

 
 
 というわけで、フランスの選挙も決戦投票になりましたし、逃避行動の一環として、Robert Kennedy for President(RFKを大統領に)ビデオをご紹介します。長さは2分ほどです。(よほどのファンか物好きな方以外は観ない代物でしょうが。)

 フランスの選挙戦にかこつけているだけですね、完全に。
 あ、私はロワイヤルさんに一票。
 でも、本当はドヴィルパンになって欲しかった・・・。


 このビデオ、別段1968年にテレビで流されたRFKの選挙コマーシャルではなく、最近、アメリカ人のRFKファンが作成したものです。
 Kennedy for President, Kennedy for Peace という訴えに、イラクが泥沼化しつつあるアメリカ人の心境を見る思い。

 先週のTIMEの特集が、ブッシュが増派している軍隊の実態がいかにお寒いか(圧倒的なトレーニングの不足、人材の質の恐るべき低下、軍隊内部の自殺率の急増など)を鋭く批判していたことを思い出します。

 イラクは本当にヴェトナムの二の舞になりつつありますね。

 銃乱射により平穏な日常であるはずの大学で32人も殺されるのは衝撃的なことですが、イラクではそれくらいの数は日常茶飯事で自爆テロその他で殺されていると思うと、なんだか複雑な気分です。(その数にもう慣れっこになっている自分の感性も不気味ですが。)

 外でやっていることが結局内側に反映されるということはないのでしょうか・・・?

 

 ↑この写真がチャベスとパンを分け合うボビーの、私が気に入っている写真であります。

 ビデオは最初の5秒ほどは画面も音も出なくて、あれれ?と思いますがそのうち写真とRFKの演説(BGMは「イマジン」)が流れてきます。観てみようという奇特な方のために一言。


 はるる