歩き続けた日曜日
今日だけしか公開していない建物やら、無料で見られる博物館やらを、イタリア人の主導のもと、フランス人、日本人、そして途中でばったり出会って合流したルーマニア人で見て回りました。
ソルボンヌ大学なんて、これが一生に一度建物に足を踏み入れる機会であろうと思いつつ、およそ日本の大学の建物とは似ても似つかぬ、さすがは中世時代からの大学、恐れ入りましたと、素直に頭を下げるしかない、威風堂々の中身に脱帽しつつ見学。
一緒に歩いたイタリア人のカルラが、イタリアのボローニャ大学はソルボンヌより古いというので、中身もこんな感じなの?と聞き返したら、建物も中世からのものだし、中のインテリアや装飾もこんな感じだと言うので、またもや恐れ入ったはるるでございます。いやはや。
それ以外にもいろいろ見ましたよ。最後の方はもうへとへとで(だって、地下鉄を使わず、ひたすら歩いて見て回るから)、ルーマニア人のシルヴィアと二人で「疲れたよね〜、カフェに入りたいよね〜、イタリア人、タフだよね〜、なんで休まないんだ〜」とぼやきつつ、何が食べたいかを延々と話したりして、妙な連帯感が発生する始末(^_^;)。
よれよれになりながら、最後に見たポールロワイヤルはちょっと、感動しましたけどね。おお、ここがヤンセニズムで有名なポールロワイヤルなんだ、ここをパスカルも歩いたのだろうかなどと、一人で盛り上がりました。
それにしても、淡々と最後まで愚痴を言うでなく歩き通したフランス人、見かけは華奢なのに、意外と強かった。なんだか、さすがであります。
今度の日曜日は、普段は見せない庭を公開する日なのだそうですが、イタリア人と見に行くのはやめようなんて、ちょっと考えていたりして。
夜寝る前に読んでいるのは、かつて日本語で読んだものの原書。
Maurice and Therese: The Story of a Love
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- 作者: パトリックエイハーン,Patrick Ahern,岡田茂由子
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とても簡明な英語で非常に読みやすい。感動を新たにしつつ読んでいます。
この本に引用されているリジューの聖テレーズのモーリス宛書簡を、原文で読みたくなって、只今フランス語でぼちぼちと読んでいます。
はるる