海外の日本についての報道と外交

 忙しいと言いたくないのですが、このところ、尋常でない忙しさ。何なんだ…。

 仕事関連以外の本を読めない日々が続き、ちょっと辛いところです。

 ただ、夜寝る前にちょびちょびと『京都の染め職人たち』なんて本を読んで、なんとか心の均衡を保っています。

 

 ところで、最近、日本に関する海外メディアの記事をいくつか読みました。

 その中の一つは、曽野綾子氏の2015年2月11日付産経新聞のコラム内容に関するもの。

 概要はこちらでどうぞ。
 
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/13/sono-ayako-column_n_6677760.html


 私個人としては、曽野氏の書かれたコラム本体を読んでいない以上、その是非に関して、(現在のところ)個人的なコメントはできませんが。
 

・The Japan Times
(Feb 12, 2015 Article history)

"Author Sono calls for racial segregation in op-ed piece"

http://www.japantimes.co.jp/news/2015/02/12/national/author-sono-calls-racial-segregation-op-ed-piece/#.VOA5MukcSAg


・The Daily Beast

"The Newspaper Columnist Who Wants to Bring Apartheid to Japan"

http://www.thedailybeast.com/articles/2015/02/12/an-advisor-to-pm-abe-praises-apartheid-says-it-might-help-japan.html


・Reuters

"Japan PM ex-adviser praises apartheid in embarrassment for Abe"

http://www.reuters.com/article/2015/02/13/us-japan-apartheid-idUSKBN0LH0M420150213

・The Wall Street Journal

"Author Causes Row With Remarks on Immigration, Segregation "

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2015/02/13/author-causes-row-with-remarks-on-immigration-segregation/



 もう一つは、日本政府の歴史問題(慰安婦関連)についての広報活動についての記事。

http://www.reuters.com/article/2015/02/10/us-japan-diplomacy-campaign-idUSKBN0LE0O920150210

 翻訳が内田樹先生のブログにありました。

http://blog.tatsuru.com/2015/02/12_1816.php
 
 この日本政府のやり方は非常にまずいと思い、本当に心配です。手痛い結果になると、ダメージ大きいのではと。

 外交はイメージで決まる部分があるため、日本の海外イメージが今後どうなるか。
 こうした報道(視点、言われ方)をされ始めているということそのものに、注意しないといけないのではないかなと気を揉んでいます。

 こういうメディアは反日でという風な、嘲りや罵倒や無視では済まない結果につながりそうで、やきもきしていはいるのですが、私がここで心配してても、どうもなりませぬ。

 ちょっと心暗いです。

 はるる