パリへ

 明朝、成田に向かうべく、荷物を準備。もう、へとへとです。
 明日から、私はパリに行っています。戻ってくるのは3月13日になります。仕事絡みなので、パソコンを持っていくのですが、もしインターネットに無事につなぐことができましたら、更新ありです。更新のない場合は、はるるはインターネットにつなげなかったんだなと思ってくださいまし。3月にまた会いましょう、ということで、よろしくお願いします。

 恒例の飛行機の中で何を読むかという問題に、毎度のごとく、頭を悩ましています。
 持って行きたいなと思っていた本は、荷物を作ってみると、大きすぎ、重すぎて到底持って行けそうにありません。さて、どうするか。
 とりあえず、今、はまっているヴェイユの文庫本(『重力と恩寵』)は持っていこうかと思っています。軽いしね。パリでヴェイユを偲びつつ、読もうかな〜と。(そんな余裕があるかどうか分からないが。一応、仕事で行くのだし。やり残しの仕事も持って行くし。←終わらせていくはずが終えられなかった。しくしく。)

 でも、一冊だと不安なので、他には?というのが思案のしどころ。先日のウィトゲンシュタイン、持ってくるよう頼まれている本なので、これを読むという手もある。(すぐに安らかに眠れそう。)
 
 帰路のことも考えると、もう一冊くらい持って行きたい。本当は『ヨーロッパ文明批判序説』か『オルター・グローバリゼーション宣言』か『ブランドなんか、いらない』を読みたいなあ、この際だからと思っていたのですが、どれも大きい!重いっ!未練はあれど、体力のない私には無理。

ヨーロッパ文明批判序説―植民地・共和国・オリエンタリズム

ヨーロッパ文明批判序説―植民地・共和国・オリエンタリズム

オルター・グローバリゼーション宣言―もうひとつの世界は可能だ!もし…

オルター・グローバリゼーション宣言―もうひとつの世界は可能だ!もし…

ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情

ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情

 というわけで、積読本の山から、文庫、新書で読み応えがあるのを物色中です。

 それと、これまで寝る前にちょびちょび読んでいた、カズオ・イシグロの本を持っていくかどうか、ただ今、かばんの中に入れたり出したりして迷っています。
 これから、英語とフランス語で苦労するというのに、何もわざわざ英語の本を持って行かなくても…と思う一方、巧みに謎が提示されて、引っ張られているので、ここでやめたくない、Akiraはどうなる、Miss Hemmingsとの関係は今後?続きが気になる、気になるという思いもあって、板ばさみ。ペーパーバックで軽いんですがねえ。うーん。
 ちなみに、読んでいるのはこれです。

When We Were Orphans

When We Were Orphans

 英語ができるとはとても言えない私ですが、しかし、この人の英語の文章は好きです。英語でいいなあと思った作家は彼が初めてだった。2年前にA Pale View of Hillsを読んで、この人の文体は気持ちがいいと思ってから、ゆっくり彼の本を読んでいます。
A Pale View of Hills (Vintage International)

 どうでもいいことに悩みつつ、夜も更けてまいりましたので、この辺で。
 次回はパリからとなるかどうか。

 はるる