やや復活

 今日は昨日よりずっと調子がよくなりました。やれやれ。
 パリでメニエールに苦しみたくないですからねえ。第一、フランス語でどう説明するんだ!

 ところで、Pierre Pierrard著 L'Eglise et les ouvriers en France(1840-1940)という本がなかなか面白くて、アマゾン・フランスで購入するかどうか、沈思黙考中。今、私はこの本を図書室から借りてきて、ちょこちょこ読んでいる…というもおこがましく、ただ覗いているところです。一応、ざっと全体を見て、これは使えると思ったのですが。
 この本は今後も役立ちそうだから、ここは思い切って買おうかなと思う一方、この600ページ近い本をお前は読めるのか、本当に?と理性の声に問いただされ、うーんと悩んでいるところ。
 絶版になっていればあきらめもついたのに、売っているんですね、これが。20年以上前の本だけど。どうせ注文するにしても日本に帰国後だから、後一ヶ月悩むことにします。

 そういえば、アマゾンでいろいろ検索しようとウェブサイトに飛んだ際、マイページなるものがババーンと最初に出ているのに気がつきました。何があるのかしらとクリックして見て、びっくり。
 えーと、なにゆえ私はいきなりNodame Cantabileなんかお勧めされなきゃならないのでしょーか?しかも、英語版。ど、どうして?

Nodame Cantabile 4

Nodame Cantabile 4

 しかも、NaNaの英語版までお勧めされている。もっとわけが分からない。
Nana 1

Nana 1

 もっと見ていくと、ウェディングやらブライダルに関する本(これも英語)まであり、さらにうろたえる。何がどうして、こんなものがお勧めされるのでありますか、このワタクシに?身に覚えがないんですけど…。
 どうも、アマゾンのマイページというものの機能がいまひとつ理解できませんでした。おすすめ本のほうは、役に立つのにねえ。

 最後に何の脈絡もなく、蕪村を。

 「三径(さんけい)の十歩に尽て蓼(たで)の花」

 今、頭休めに読んでいるのが森本哲郎さんの『月は東に 蕪村の夢漱石の幻』なので。

月は東に―蕪村の夢 漱石の幻 (新潮文庫)

月は東に―蕪村の夢 漱石の幻 (新潮文庫)

 今は昔、私が高校生のとき、森本哲郎さんにはまってずっと読んでいた時期がありました。森本さんの本を通して、ウィトゲンシュタインを知り、シャルル・ド・フーコーを知ったのでした(遠い目)。
 
はるる