読んでいる本は

 主のご復活おめでとうございます。

 さて、仕事にも少しずつ慣れてきつつある(と思いたい)今日この頃ですが、一つ、問題が。
 それは、職住接近しすぎていて、職場からの帰り道、寄り道できる本屋がないこと。(寄り道なんかせんでよろしい!と言う声がどこからか聞こえてきそうでありますが。)
 これはちょっとサビシイ。
 どんな本が出ているのか、並んでいる本たちを眺めるだけで心が慰められるのに、そのささやかな楽しみがない。
 それとも、これは本屋依存症から脱却せよという神の啓示なのか?名古屋だし。本は借りるものなのか、やはり。う〜ん。(-_-)。
 ま、遠回りすれば本屋さんがあることはあるんですが、そこは諸事情ありまして、その遠回りができず、脱兎のごとく職場から家に帰ることが多いもので。

 という状況の中、図書館で『ヨーロッパの黒死病』、『黒死病』、『死者たちの回廊』を借りて読み、ペストが中世後期ヨーロッパに与えた影響の大きさに驚きました。死が満ち溢れれば、宗教的感性・心性にも強く影響を及ぼすわけで、心性史の側面からのキリスト教の歴史をもっと勉強したいな〜と思っているところです。
 

ヨーロッパの黒死病―大ペストと中世ヨーロッパの終焉

ヨーロッパの黒死病―大ペストと中世ヨーロッパの終焉

黒死病―疫病の社会史

黒死病―疫病の社会史

 今、『宗教学入門』を読んでいますが、名著ですねえ。私のようなど素人の頭にもよく入ります。『近代日本思想案内』を読んで、鹿野政直先生に頭が下がったときと同じような尊敬の念を脇本平也先生にも感じております。
 碩学が高度な内容を平易に分かりやすく品のある文章で書いて下さる、こういう本をもっと読みたい!

 

宗教学入門 (講談社学術文庫)

宗教学入門 (講談社学術文庫)

 
近代日本思想案内 (岩波文庫 (別冊14))

近代日本思想案内 (岩波文庫 (別冊14))

 はるる