帰還

 名古屋に昨夜、無事戻りました。ゴールデン・ウィーク中東京にいましたが、むやみと忙しくて、あまり本屋さんにも行けず、ちょっと悲しい東京での連休だったなあ。
 とか言いながら、池袋に用事があって出かけたとき、素早くジュンク堂に駆け込み、本のチェックはしました。
 つまり、そこでは本を買わないで、これはよさそう!という本の題名と著者名・出版社名をメモ帳にどんどん書いていくという、思いっきり、書店員さんからどつかれそうなことをした、という…。(名古屋で注文しようと思い。ま、いろいろと事情がございまして^^;)。実際、冷たい視線を感じました、はい。すみません。

 そこで、ジュンク堂に申し訳をたてるため(←ほんとかいな)『気まぐれ古書店紀行』と『早稲田古本屋日録』を買いました。(ついこの間、清貧がどうのと言ってなかったか、あんた。) 

気まぐれ古書店紀行

気まぐれ古書店紀行

早稲田古本屋日録

早稲田古本屋日録

『早稲田…』は最初の大雪の日のお客さんの話を読み出したら、もう釘付けになり、手放せなくなりました。この文章を19歳で書いたなんて、凄すぎます。
 『気まぐれ…』のほうは、ちょびちょびと毎日少しずつ読み、新幹線の中でも読み、名古屋に帰って寝る前に読みで、とうとう読了しましたが、これも力の抜き方が絶妙の文章ですね。 私にとり、古本屋=絶版になった専門書を探す場所、つまり効率良く絶版本を探せるのはネット検索が一番となるため、実際古本屋に足を運ぶことはあまりありません。なので、へー、ほー、ふーん、こういう楽しみも人生にあるんですねえと読ませていただきました。岡崎さんの娘さんがどのように育つか、ちょっと楽しみ。古本道を歩く父親の背中に何を見るか?

 というわけで、明日からまた仕事です。
 昨日までの晴天、五月晴れとうってかわって今日は大雨。やれやれ。

 はるる