明日からしばらく留守です

 明日からしばらく静岡方面に行っております。その間の更新はありません。

 またまた引越し準備で延々と本を詰めてます。もうへとへと。
 背中が筋肉痛です。いたた…。

 その合間に息抜きとして少しずつ『打ちのめされるようなすごい本』を読み続けています。
 癌と闘いながら、これほど鋭い書評を書き続けた米原さんに打ちのめされる思い。

 本を詰めつつ、同時に古本屋に売る本の選別もしていて、もう必要ないなという本の山を前に
己の来し方をしんみりと回想したりしてます。人の関心も生き方も月日と共に本当に変化しますね。
変化するものと変化しないものと。変化させてはいけないものと変化させなくてはならないものと。
識別の重要性を感じます。

 本詰め作業でくたびれているくせに、『モロッコ流謫』を読みたいなあなどと思う私は、懲りないヤツであります。
 こうして、せっかく減らした本もなんのその、またじわじわと増殖していくのね。

モロッコ流謫

モロッコ流謫

 あ、そうそう2006年に読んだ本でベスト5に入れたい本として『虹滅記』を挙げておきます。
 じっくりと味わうことができ、情報を得るためとかではない、読書の楽しみを堪能させてくれる本だと思いました。
 もうこの著者の本を読めないのは、悲しいことです。
 

虹滅記 (朝日文芸文庫)

虹滅記 (朝日文芸文庫)

 この本は目黒さんが力をこめて絶賛されており、それが深く心に残って手にとった本でした。
 読んで本当によかったと心の底から思える数少ない本の一つ。
 載っていたのは確かこの本。(時々ほっとしたいときに読み返す本の一つです。)
 

だからどうしたというわけではないが。

だからどうしたというわけではないが。

 はるる