読了した本
昨日の「身長の2倍日記」、肝心の高さを書くのを忘れていました。大体1.5センチなので、合計26.5センチですね。道は遠いなあ。
ところで、私は明日から東京です。会議の日々。
読了した本。
- 作者: NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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これはNHKスペシャルが書籍化されたもの。
読みながら、この問題の重さを改めて感じました。
- 作者: 工藤庸子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 新書
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これを読んで、やっとフランスのライシテの見取り図がわかってきたような気がします。良書。
東ゴート興亡史―東西ローマのはざまにて(中公文庫BIBLIO)
- 作者: 松谷健二
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/04/24
- メディア: 文庫
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この本の帯には「神はどこにいる!」と書かれていて、おお、なんだ、なんだ!?と思ったのですが、この言葉の謎が解けるとなーんだという感じで、これを惹句にしていいの?とやや疑問。
滅亡に向かって進む東ゴート王国を率いて必死に東ローマ帝国と戦うトティラの物語は、書き方によっては『火怨』ばりの、男性が感激しつつ読むような物語になるのでは?と思いました。(とか言ってますが、実は『火怨』を読んだことはありません。炎の営業杉江さんの文章から推測しているだけです。いい加減なヤツ・・・。)
同じ著者による『ヴァンダル興亡史』もざざっと目を通しました。
あのヒッポのアウグスティヌスが死んだとき、町を包囲していたヴァンダルです。
ところで、どの部族にも英雄はいるのですね。
東ゴートにはテオドリック大王、ヴァンダルにはゲイゼリック。
- 作者: 松谷健二
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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ついでに、途中まで読んだのは
- 作者: 鈴木康久
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/01
- メディア: 新書
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どうも書き方がいま一つで、申し訳ないのですが読んでいてあまり面白くなく、途中で放棄。(単に、私が求めていたものと違っていたからかも)。情報はそこそこ、なのですが。
■「本日のRFK」
『物語 アメリカの歴史』の「代表的アメリカ人」というコラムに、RFKが!
男4人、女5人、合計9人もいたケネディ家の兄弟姉妹は、ほとんど信じられないほど固く結びついていた。男はみな政治の世界を志したが、私は三男のこのロバートがもっともすぐれた政治家としての素質をもっていたのではないか、という気がする。
長兄のジョゼフが第二次世界大戦中にパイロットとして戦死したあと、次兄のジョンを助け、大統領選挙運動の中心となってジョンが当選する原動力となった。兄の大統領就任にともない35歳で司法長官の要職につき、在任中黒人の公民権闘争を積極的に支援した。大統領は何事によらずロバートの助言を求めたので、当時ワシントンではロバートをナンバー・ツーではなく、ナンバー・ワン・アンド・ハーフとよんだほどである。(中略)
ロバートは若い理想主義者たちの憧れの的となり、またその要望に応えるような活躍をしたが、ベトナム反戦運動の波が全米に高まった68年、大統領選挙に出馬する。4月に友人だったキング牧師暗殺のときはすぐ葬儀にかけつけ、その後予備選挙に勝ちすすみながら、6月に自分も暗殺者の凶弾に倒れた。(中略)
リベラル派の多くの人が、希望の星を失って四散した。このときから、保守回帰の時代が始まろうとしていたのだ。もしこのとき当選していたら、と何度私はくり返したかしれない。(210〜211pp)
- 作者: 猿谷要
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/10/01
- メディア: 新書
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おお、猿谷先生、分かってらっしゃる!(と、思うところがボビーファン心理。)
RFK、ネブラスカにて演説中(1968年)。
はるる