Bookmark Nagoya
先日、http://www.ehon-etoile.com/という小さな絵本のお店に出かけたらば、可愛らしいちらしをいただき、そこでこういうイベントが来年2月に名古屋で開催されることを知りました。
かねがね、東京での一箱古本市とか、外市とか、わめぞとか、古書店を中心とした面白そうな活動を見聞きするにつけ、いいなあと羨ましさを抱きつつ指をくわえて見ていた者として、嬉しい動きです。
そういった早稲田、池袋を中心とした一連の動きについては、
古書現世のブログや晩鮭亭日常や退屈男と本と街
などを通して知り、いつも面白くこうしたブログを拝見していました。
毎週東京に行くのだから、日が合う度に、よーし、外市へ行ってみようとか、早稲田に行くぞ!と心に誓うのですが、いろいろとこちらにも都合があり、そうは問屋が卸してくれず、結局はただブログでほ〜と感心しながら読むだけ。
ま、東京に住んでいたとしても、インドア人間の私は行かない可能性大ではありますな。思うだけでね。
仕事があるのに、どんどん冬休みモードに入ってしまって、『夕べの雲』を読み終わりました。
『読書の腕前』を呼んで以来、読みたいなと思っていたもの。心に滋養がゆきわたる感じ。
- 作者: 庄野潤三,阪田寛夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/04/04
- メディア: 文庫
- クリック: 16回
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その後、いわば続編になる『絵合せ』を読んでいたら、ある短編でヘビの話が出てきました。
マムシが足の上を通って…などという(私にとって)恐ろしい話が書かれているので、蛇嫌いの私は、途中で読めなくなり、仕方ないので後半に収録されている中篇の「絵合せ」に飛んだところ、そこでまた南米の蛇の話(毒蛇を食べる毒なしの蛇がいて、妙に長くてどちらの先っぽも尻尾の蛇がいると思ってよくみたら、一匹の蛇がうぐうぐともう一匹の毒蛇を頭から呑み込んでいる最中だったとか^^;)が出てきてあわわ…。
でも、それに耐えてその箇所を無事通過してしまえば、しみじみといい話を読んだなーと心が喜ぶ。
庄野さんの文章は、なんというか手間をかけた小さくて繊細な和菓子みたいで、ゆっくりゆっくり少しずつ味わって、お茶をすすりながら食べたい、そんな趣があります。
- 作者: 庄野潤三,饗庭孝男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/06/05
- メディア: 文庫
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そのままふいに、堀江敏幸を読みたくなって、『いつか王子駅で』にとりかかったところです。(完全に逃避読書だな^^;)。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/08/29
- メディア: 文庫
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大晦日に大阪のほうに移動するのですが、その際には『雪沼とその周辺』を読もうかなと考えております。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: 文庫
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