ワーキングプアとフラガール
主のご降誕おめでとうございます(一日遅れですが。)
グッドウィル営業停止に関してかなり長いものを書いていたのに、うっかり全て消してしまいました。
もう書き直す気力はありません。
グッドウィル営業停止に関する雨宮さんの記事。
派遣ユニオン・グッドウィルユニオンの出した声明文
☆ ☆ ☆
『フラガール』をDVDにて視聴。さすがは日本アカデミー賞を総なめした映画だけあって十分堪能しました。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: DVD
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松雪泰子さんて素敵な女優さんですね。この映画観るまで名前も存じ上げませんでしたが。
個人的には、徳永えりが演じた、こうした生活から抜け出そうと唯一人、最初から自らの意思でフラダンサーになろうとしたにもかかわらず、昔かたぎの父親と、幼い弟妹を見捨てるわけにはいかないという家庭の事情(母はいない)によって、夢を断念して夕張に去っていく木村早苗(あ、完全にネタばれしてます、すみません)に胸を打たれました。去っていく場面では、心臓がしめつけられるような思いがしました。
NHKで放映したワーキングプアの番組中にもこういうしがらみから一歩も動けない女性たちが出てきていたことを思い出したし。
『フラガール』の製作、監督は在日コリアンの方ですが、こうした素材は、在日の人だから掬い上げることが出来た部分があるんでねぇべか?と愚考もしましたが、これはかえって紋切り型の思考かしら。
さびれゆく炭鉱。
首切りの場面、退職年齢を引き下げて、強制退職という話をする場面、夫が首になったからと必死でフラダンサーになろうとやってくる女性たち。
この映画はワーキングプアと彼らの生きるための戦いの映画ともいえるなあ。
妹はこの映画を観てフラダンスを始めたらしいが、私は舞台となったスパリゾートハワイアンズに行きたいです。そこでショーを見るのだ。(今は、ハワイアンではなく、ポリネシアン・ショーなんですね。)
私は人様が踊るのを観るので十分です。
映画『フラガール』オフィシャルサイト
スパリゾートハワイアンズ ポリネシアンショー【フラ、タヒチアンダンスなど迫力のステージを毎日開催】
この映画を観たら『ハワイイ紀行』のフラダンスの章を読み返したくなってしまいました。あれで、私のフラダンス観は完全に覆ったものです。もちろん、いい方に。
- 作者: 池澤夏樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
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はるる