映画二つ
DVDにて『笑の大学』を観て、映画館で『アース』を観てきました。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/05/27
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これは傑作。
映画を観ている間、90%の時間、笑いっぱなしでした。
でも、何よりもラストを観て、これが素晴らしい反戦映画であることに最も衝撃を受けました。三谷さん、天才!
それにしても、役所広司の上手いこと、上手いこと、本当にすごい役者さんだなあと感心至極。
稲垣吾郎も、昔NHKで放映された「陰陽師」を観て下手だという先入観があったのですが、なかなかどうして、役所さんと立派に渡り合うだけの演技力を見せており、すっかり見直してしまいました。大変失礼しましたという感じ。
「お国のためになんか死ぬな。死んでいいのはお肉のためだけだ!」
名せりふだ。
厳しくも適格な批評眼を持つ向坂検閲官に、『オーメン2』の脚本もチェックしてもらえばよかったのに。
「どうして、ここでこの人が死ぬんですか。これでは、まるで殺されるためだけに出てきたみたいじゃないですか。この人が登場する必然性がない!私は納得できない。こんなものは撮影を許可するわけにはいかない。」
そこで向坂さん、「不許可」の判子をボン!と押す。
ああ、その光景まで目に浮かんできてしまった・・・。
最後の白くまの映像は衝撃が大きかった。目に焼きついてます。
映画が終わったときに、後ろの席のご婦人お二人が、「まあ、全然こんなこと、知らなかったわ。大変なのねえ」と話し合っている会話を耳にして、知識があるだけも困るけど、そもそも実情がまだまだ知られていないというのも恐ろしいことだと思った次第。
全ての人に見てもらいたい映画ですとここで宣伝させていただきます。
温暖化を止めるのに、個人の努力だけでは多寡が知れている。問題は企業であり、政府がどれだけ動くか。でも、企業や国を動かすのは結局、個人の力の結集であるわけで。
何が出来るのかと思いつつ、とりあえず二度とペットボトルを買わないように、マイボトルを買いに走った私でありました。(今頃!遅いけど、やらないよりはましと信じたい。)
はるる