さらに経過報告

 風邪は万病のもとと言いますが、私は今、恐れていた中耳炎になって、毎日耳鼻科に通っています。一種の航空性中耳炎のようなものです。10年ぶりくらいの大風邪が、ただ済むはずはなかったのかも知れません。

 治療としては鼻から空気を通すのですが、これが苦しい。

 20代のころ、私は飛行機に乗るたびにこれになって、その度に苦しい治療を受けてきたという経験があるため、なんだか耳が変だと気がついたときは、もしや、あれでは…と恐れおののきました。
 しばらくの間、自然に治らないかと様子を見たのですがそんなわけがなく、観念して治療に通ってます。
 一日も早く治りたいという一心で日参してますが(お医者さんも毎日来いとおっしゃるし)
結構治るのに時間がかかったという私の昔の記憶に違わず、なかなか治りません。まだしばらく通わねばならないようです。くすん。


 『〈民主〉と〈愛国〉』は読了しました。自分は戦後を何も分かっていなかった、それなのに偉そうなことを語ってきたなあという忸怩たる思い。
 その人の成育史や育ってきた時代とリンクさせながら思想を読み解いていく手法なので、自分はどうなのかと常にどこかで考えつつ読むという形となり、なんだか喉元に包丁を突きつけられながら読んでいる気分がしました。
 またいずれ、時間があったら、内容についてここに書ければと思っています。

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性


 『マルチン・ルター 生涯と信仰』を読了しました。
 徳善先生は今、もう少し学問的な『ルターの生涯と神学』(仮題)という本を準備中ということで、早く出ないかな〜と心待ちにしています。 
 ルターは、とても忙しいとき、

 私は今日はいつもより余計に忙しいので、3時間余計に祈ろう」

 と言ったと読んで、ルターって偉いと思いましたよ。

マルチン・ルター―生涯と信仰

マルチン・ルター―生涯と信仰


 『罪と恐れ 13世紀から18世紀』を入手。いずれ腰を据えて読まなければならないですが、1200ページくらいある…。
 950ページほどだった小熊本以上の厚さ。人を殴り殺せそうな厚みと重さです。私は無事にこの本を読みきることができるのか?
 二ヶ月前に、とうとう『ヨーロッパ中世の宗教運動』を読みきりましたが、600ページなんて大したことなかったと思う今日この頃です。

罪と恐れ―西欧における罪責意識の歴史/十三世紀から十八世紀

罪と恐れ―西欧における罪責意識の歴史/十三世紀から十八世紀

 ル・ゴフの『聖王ルイ』も1000ページを越えていて、いやはやこれだけのページ数を書く研究者を心から尊敬してしまいます。ル・ゴフの研究手法が興味深いので、ぜひとも読破したいのですが、この本、特に重い。机にむかって粛々と読み進むしかありません。

聖王ルイ

聖王ルイ

神は私を必要とされているのです。私が神を必要としているのと同様に。
God needs me as much as I need God.
(ヘンリー・ナウエン)

 今日、特に心にとまった言葉。

はるる