未見坂
ただいま、ちょびちょびと『未見坂』を読んでおります。順番を無視して読んでますが、作者としては、収録順に読んで欲しいとやはり思われるかしら。
「滑走路へ」「なつめ球」「戸の池一丁目」「トンネルのおじさん」に出てくる少年は、同一人物かなあなどと思い巡らしつつ、しみじみと堀江さんの文章を噛みしめているところです。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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それと、堀江さんの『回送電車』も拾い読みしているのですが、この本に収められている「ムササビのいる川辺」(だったと思うのだが。今、記憶で書いているので間違っているかも)の冒頭を読んで、驚きました。
というのは、「神言会修道院」という言葉が出てきたから。
堀江さんが岐阜県出身とは知ってたのですが、うーむ多治見出身であったとは。(ファンなら周知のことなのかな?)
『回送電車』の中では、「裏声で歌え、河馬よ」が妙に気に入りました。「梗概について」(正)(続)もよかった。
それから、「村に一人の馬鹿がおりました」が効果的に使われている話も。(「村に、ひとりの」だったかな。)
これで『ムギと王さま』を読みたくなってしまった。
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/05
- メディア: 単行本
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これが文庫で出ることを知らないで、文庫本発売直前に単行本を購入してしまったのでした。ああ…。「村に、一人の馬鹿がおりました。」
いいんだ、単行本のほうが字が大きいもん。これから馬齢を重ねるばかりでそのうち老眼になるし。
- 作者: エリナーファージョン,エドワード・アーディゾーニ,Eleanor Farjeon,Edward Ardizzone,石井桃子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: 単行本
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はるる