水村美苗の新刊

 この秋に水村美苗の日本語に関する新刊が出るなと思いつつなんとなく忘れていて、ふともう出たのでは?と調べて見て、たまげました。

 アマゾンで1位だそうで。
 水村さんの本がですか。びっくり。

 この間、近所の本屋に行ったときは影も形もなかったのですが、それはこの本が売れているからということだったのでしょうか?

 この本。

 つまり、『日本語が亡びるとき』。

 

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で


 英語とどう付き合うかは私にとり大きな問題なので、この本は読もうと思います。

 英語という世界共通語(書き言葉)に向けて着々と進みつつある(ようにみえる)言語の前に、ローカルな日本語は生き残れるのかっという本でしょうか?読んで見ないと分かりません。

 圧倒的に強い言語に対するローカルな言語ということで、私が思い出したのは『世界の翻訳家たち』という本です。

 

 (おお、絶版だったのに、再版されているではないか。嬉しいなあ。)

 フランス語が圧倒的に強い地域でのフラマン語をどう守るかとか、そういう真摯なインタビュー内容がふくまれていて、とても面白かったという記憶があります。(記憶違いでなければ。かなり前に読んだ本だから、ちょっと怪しい。)

 もう一度、水村さんの本と併せて読んで見たい。

 アメリカ国内においてスペイン語使用が増加しているような状況の中で、英語は支配言語として世界を席捲し続けることができるのでしょうか。

 アフリカでは、フランス語がまだまだ強いと思うのですが、それはどうなるのでしょうか。

 なーんて考えていても仕方がない。
 まずは、水村さんの評論を読んで見ないとね。
 彼女の議論について何もしらないのに、こんな頓珍漢な考えをめぐらしていても仕方がない。(といっても、いつ読めるのやら。)


 あ、スーザン・ジョージの新刊を入手して、読み始めようとしているところです。

 

アメリカは、キリスト教原理主義・新保守主義に、いかに乗っ取られたのか?

アメリカは、キリスト教原理主義・新保守主義に、いかに乗っ取られたのか?

 オバマになったからといって、アメリカ合衆国はそう簡単に変わるわけではないと、警告しているような内容みたいというのが最初に受けた印象ですが、さて。

 はるる