大変ご無沙汰

 前にブログを書いたのが3月で、今はもう6月。

 いやはや。あっという間ですね。光陰矢のごとしとはこのことか。

 なんだか日々の仕事が押し寄せてくるので、ブログを書こうという気力が失せておりました。
 もう読む人もいない気もするし、静かに消えていこうかなあと思ったりしております。

 いろいろ読んではいますが、結構どれも仕事つながり。

 純粋に楽しみのための読書で読んだものといえば、古本屋さんで見つけて衝動買いした、やまだ紫の『性悪猫』くらいでしょうか。

 

性悪猫 (やまだ紫選集)

性悪猫 (やまだ紫選集)

 私は犬派ですが、ここに描かれる猫たちの素晴らしいこと!もう鬼籍に入ってしまわれた、やまだ紫さんの画力の凄さを感じました。
 機会があれば、ぜひお読みあれ。

 明後日から松山に仕事で出張なのですが、飛行機ではなく新幹線と特急を乗り継いで行く予定にしています。

 その長旅のお伴に、仕事絡みの本だけでなく、息抜き(でも、仕事にもちょっと関係するかも)の本を持っていこうと思っています。

 その本とは、木山捷平の『大陸の細道』。

 

大陸の細道 (講談社文芸文庫)

大陸の細道 (講談社文芸文庫)

 実は、木山捷平を読むのは初めてなのです。読むのが楽しみ〜。

 つい最近『禅と戦争』を読んだのですが、この本は日本語がいささか変、なのですね。
 アメリカ人が英語で書いたこの本を、日本人ではなく(なぜか)オーストラリア人が日本語に訳しているのです。
 が、やはり日本語が母語でないせいか、微妙に変なところがたくさんあります。

 つい読んでいると、(失礼ながら)頭の中で日本語を添削してしまうため、くたびれてしまい、もう英語で読むよ、とオリジナルを買ってしまった(^_^;)。散財。

 

禅と戦争―禅仏教は戦争に協力したか

禅と戦争―禅仏教は戦争に協力したか

 

Zen at War (2nd Edition) (War and Peace Library)

Zen at War (2nd Edition) (War and Peace Library)

 しかし、現在、英語で苦しみながら文章を書いている身としては、これくらい日本語能力があれば御の字だなあ、私の英語はこの人の日本語能力の足元にも及ばないわとつくづく感じております。
 日々これ精進あるのみですかね、やはり。

 『禅と戦争』のキリスト教プロテスタント)バージョンが『国家を超えられなかった教会』かな。
 そんな印象を受けました。

 

 戦時中の宗教が、国体を叫び、日本主義を振りかざす国家にどう対したかという観点からは、『権威と服従』も非常に興味深かったです。

 

 ではでは。

 はるる