パリにて
猛暑の日本を脱出してパリに来てみれば、おお、ここは天国か!?の涼しさ。
同じ地球の上で、この違いは何なのだと思いたくなるような気候の違いに、体が驚いております。
パリに向かう直前まで仕事に追いまくられ、かつ暑さのために夜もよく眠れなかったため、くたびれ果てていて、涼しいパリに着いたとたんに、どっと疲れが出てきました。
これからが仕事の本番なのだが(^_^;)。
前回来た時よりは、ちょっとだけ自分のフランス語も上達している(あくまでも当社比なので、客観的には、はあ?どこが?ですが)と感じてます。相手のいうことも前よりは分かる。で、ふんふんと聞いていると、向こうはがーっと畳み掛けるように話してきて、さっぱりわからなくなり、「わたしゃ分からんけん、すまんのう」となるというパターンを繰り返しております。情けない…。
ある人とはフランス語、ある人とは英語なので、典型的(?)島国日本人の私は頭の中がごちゃごちゃになってしまい、すぐに一つの言語に統一したくなってしまいます。
多重言語環境で生きているインドやアフリカの人々は、本当に偉い。
そして、こちらで出会っている三つくらいの言語使うの当たり前だよんというヨーロッパの人々に対しても、はあ、あなたたち大したもんだねえ、と感心する単純者の私であります。
そんな中、なぜかパリまで持ってきた幸田文をぽつぽつ読んで、日本に思いを馳せてます。
読んでいるのは『父・こんなこと』
文庫本の表紙が幸田文の遺愛の着物で、それを見ては素敵だわ〜と表紙を撫でているパリの日本人。
- 作者: 幸田文
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1955/12/27
- メディア: 文庫
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はるる