日英同盟

ああ、もっとフランス語ができれば…と歯がゆい思いをする日々を過ごしているはるるでございます。
 
 なにせ、今回出ている国際会議は、世界の大勢に逆らい、圧倒的に強いのは英語ではなくフランス語なので。

 横に座る人に「英語話せますか」と(一応念のためフランス語で)尋ねるたびに返ってくる「いいえ全然。でもフランス語は分かります」の言葉に何度がっかりしたことか。

 フランス語で少しでもコミュニケーションできるのは、嬉しいですけどね。
 問題は、私のフランス語で話せることはすぐ尽きるということでして。

 英語で話すのはフランス語で話すよりずっと楽なので、いきなり日英同盟を結んだかのように、下手な英語でイギリス人とあれこれ話す日々。

 それにしても、前回フランスに来た時も感じましたが、フランス人のパワフルな、おなかの底から声出してます!的なしゃべり方に対して、大英帝国から来た方々は揃いも揃って、ふわふわした感じのそれはそれは柔らかな、かそけき声でお話しになるのが不思議。

 よくそんなんで七つの海を支配したなという感じの声ですが、逆にフランス人は話すことにエネルギーを注ぎすぎて世界征服する余力がなかったのかも(^_^;)。

 もっとも会議中のここぞという時の、自分の意見を語っているときのイギリス人の声は、さすがに力がこもってましたが。(それとも、マイクのせいで力強く聞こえただけなのか。)

 とりあえず、会議の合間に細々とフランス語を勉強しております。これくらい一生懸命日本でフランス語やってれば、今頃はもう少しなんとかなっていたであろうに(と、前回も思ったなあ。こういうのを喉元過ぎれば熱さ忘れると言うのね〜。)

 それでは明日も会議だ、リスニングが楽しい!という気分で生きてまいります。

 はるる