カッサンドラの予言

 今回の大震災に声もなく、ブログに何を書いても白々しく不謹慎に感じられます。

 亡くなられた方、被災者の方々、そして原発メルトダウンを阻止すべく全力をあげて
おられる方々のために祈っていますとしか、申し上げられません。
 当事者の方々には、このような言葉も空々しいように思われますが…。

 その一方で、今回の地震や震災について、既に予言されていたことに今更ながら気付き驚く呑気な私。

 カリフォルニア大学デイヴィス校の地震学のジョン・ランドル教授は既に昨年7月に今後1年以内に日本でM6.7以上の大地震が起こるであろうと予測、その候補地として、東京、仙台、新潟、大阪各都市とその周辺を挙げていたということを今日知り、驚きました。そうだったのか!

 四都市の中で起こる確率の特に高い都市は、一位、東京、二位、仙台ですね。三位が大阪、四位が新潟。

 http://www.openhazards.com/blogs/john/four-cities-forecast-japanjuly-30-2010

 今、一時的に外国企業が拠点を大阪に移しているそうですが、大丈夫なのか?

 ちなみに、ランドル教授は近いうちに東京に大きな余震が起こるであろうと予測している由。

 http://rocketnews24.com/?p=81146

 これは言われるまでもなく、日本の研究者も警告していますが…。

 私は、来週上京すべきか否か(用事があるのですが、延期も可能と言えば可能)。

 石橋克彦教授は東海地震が近いうちにくるという予測をたててらしたわけなので、どこにいても大地震にはあうのだとも考えられますが、ううむ。

 参照 http://d.hatena.ne.jp/eirene/

 ただ今読もうと図書館より借りて来たのは『大地動乱の時代』と『津波災害』

 

大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書)

大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書)

 

津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

 そのうちこれも読むかも。

 

三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

 この大震災を契機に、私たちの文明の在り方や価値観をよく振り返り、じっくりと考えて、これまでとは変わりたいという強い思いに駆られています。

 喉元過ぎれば、になりがちの私なので、なおさら、よくよく見つめたい。

 今は四旬節ですし、立ち戻れ!の声に真剣に耳を傾けようと思っています。

 はるる