夏の句

 今日は、ロヨラの聖イグナチオの日ですね。しかし。

 暑いっ!と書いてもしょうがないんですが、いや、暑いですね。夜も寝苦しいし。昨夜は蚊が何匹もいて、余計寝られず、苦しかった〜。
 で、唐突に夏の俳句など、いくつか書き連ねます。

 

 「そうめんともう決めている青田道」(坪内稔典:としのりと読みます。)
 
 「斬られたるごとく昼寝の道具方」(吉岡桂六)

 「炎天へ打って出るべく茶漬飯」(川崎展宏)

 なんか、暑さと闘うって感じですね。私も今日はそうめんと決めるかな。しかし、こういう歌もありますぞ。

「冷奴、めうが、トマトを冷たくしひとりの食は火を使はざる」(佐藤慶子)

 最後に、ちょっと涼しげな短歌・俳句をどうぞ。

「水甕を跳びそこなひし子猫なれば睡蓮の花と顔が並ぶも」(加藤楸邨

「背泳ぎにしんと流るる鷹一つ」(矢島渚男)

 では、夏ばてしないよう、皆様お体、お大事に。

本日の短歌、俳句はこの本(『新 折々のうた6』)から選びました。

 

新・折々のうた〈6〉 (岩波新書)

新・折々のうた〈6〉 (岩波新書)

 はるる