夏の句
今日は、ロヨラの聖イグナチオの日ですね。しかし。
暑いっ!と書いてもしょうがないんですが、いや、暑いですね。夜も寝苦しいし。昨夜は蚊が何匹もいて、余計寝られず、苦しかった〜。
で、唐突に夏の俳句など、いくつか書き連ねます。
「そうめんともう決めている青田道」(坪内稔典:としのりと読みます。)
「斬られたるごとく昼寝の道具方」(吉岡桂六)「炎天へ打って出るべく茶漬飯」(川崎展宏)
なんか、暑さと闘うって感じですね。私も今日はそうめんと決めるかな。しかし、こういう歌もありますぞ。
「冷奴、めうが、トマトを冷たくしひとりの食は火を使はざる」(佐藤慶子)
最後に、ちょっと涼しげな短歌・俳句をどうぞ。
「水甕を跳びそこなひし子猫なれば睡蓮の花と顔が並ぶも」(加藤楸邨)
「背泳ぎにしんと流るる鷹一つ」(矢島渚男)
では、夏ばてしないよう、皆様お体、お大事に。
本日の短歌、俳句はこの本(『新 折々のうた6』)から選びました。
- 作者: 大岡信
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/11/20
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