雑感
「十二月どうするどうする甘納豆」(坪内稔典)
ほんと、どうしましょう、もう師走だわという感じで私の12月、始まってます。
そして私は、坪内さんの句集をとうとう買いました。ページをめくると摩訶不思議な世界が広がっています。句集を読むと、どうやらこの方は、河馬がお好きみたいです。
「河馬を呼ぶ十一月の甘納豆」
「ぶつかって離れて河馬の十二月」
「今は昔の口を開けている秋の河馬」
「小春日や河馬に涙の湧くような」
「炎天やぐちゃっと河馬がおりまして」
他にもまだまだ河馬の句はあります…。あと牡丹雪がお気に入りみたいですね。
- 作者: 坪内稔典,仁平勝
- 出版社/メーカー: 芸林書房
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
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ところで今日、私は水谷修先生(とお呼びしたい)の講演会に行ってきました。
本当に行ってよかった〜!。これほどその人の存在そのものに打たれた経験は、中村哲先生以来です。1時間半の中で水谷先生が語られた一言一言が魂の中に入ってくる、そんな体験でした。(後半のエイズで死んだ女の子の話は涙で目が潤んで、先生も見えなくなるという感じだったのですが、ここで泣いたら涙が止まらなくなると必死で涙を抑えつつ聞きました。)水谷先生を見た経験から、ナザレのイエスに出会った人々の体験とその感動が想像できるように思われました。
私は、かつて闇の中にいて非常に苦しかった時期が長かったのですが、しかし、今はその状態から抜け出すことが出来たので、もう太陽の光の中に出てきて、光に満ちた肯定的な言葉で自分のことを語ってもいいはずなのです。
でも、まだ、そういう前向きな言葉は自分のものではないという遠慮があって、なんとなく日陰にいて日向に行くのを躊躇している所があります。今更前向きな言葉を語ってもいいのだろうかとためらっている。あと一歩で日向に立てるという境界線にいる感じなんですけれど。
それで、今日の水谷先生の過去や今より未来をという話は大変心に響きました。自分の背中をぽんと押してもう一歩踏み出したらいいんだなと。(そのもう一歩が難しくてうろうろしているのではありますが。)
それ以外の今日受けた水谷先生からのメッセージを本気で生きてみようと決意した私であります。一週間後もこの決意が変わらず持続していて欲しいです、本当に。
そして、今の忙しさが一段落したら、絶対水谷先生の本を読もうと心に決めたのでありました。
- 作者: 水谷修
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 単行本
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今調べて驚いたのですが、水谷先生、漫画になっているんですね。知らなかった〜。
- 作者: 土田世紀,水谷修
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/30
- メディア: コミック
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はるる