ゼンダ城の虜の虜?
私の周囲で風邪が大流行し、必死の抵抗も空しく、私もかかりました。
胃腸にくるという今年の風邪。
まる一日絶食、絶飲状態。水を飲んでも、すぐに戻してしまう猛烈さ。
もどすし下すし、上に下への大騒ぎで、今ちょっとよれよれ状態です。
仕事は休めなかったし。
(休もうと思えば休めないこともなかったが、後のことを考えると、ここで頑張っておいたほうが身のためだと思った。)
間の悪いことに今週は土日も朝9時からばっちり仕事が入っている(ーー;)。
来週の月曜日が怖い。
「身長の2倍日記」(しつこく続いてます。)
風邪で倒れる前は、The Prisoner of Zendaの1000語バージョンと2300語バージョンを読みました。
そして、単語数が違うと、同じ話をリトールドしても、内容の表し方、奥行きが本当に違うもんだなあと思いました。
面白かったのは、600語版と100語版の間の落差がすごかったこと。あの落差に比べると、1000語と2300語の落差はとても小さかった。
語彙数が600と1000の間でこれほど表現力が違ってしまうのかと思いました。
600なんて、3つの子供がしゃべっているみたいでしたものね。大筋しかしゃべれないし、ごく簡単にしか話せない。ポイントは伝わるけど、ニュアンスはまるでなし。マジックペンでおおまかな線を描いて人だと言っているようなもの、とでも申せましょうか。
それが、たった400語増えただけで、グーンと奥行きが深まり、いろんな情報が付け加わってデッサンとしてしっかりしたものになっていくのが不思議。
2300語ともなると、いろいろと細かく色をつけられた、水彩画の趣きとなります。
と同時に、もとの話からどのエピソードを取り入れてどれを落とすかが、600語と2300語には入っていて、1000語にはないのもあれば、600語にも1000語にも入っているのに(私もかなり重要なエピソードと思うのに)、2300語は無視していたりして、同じ話のリトールド版を読み比べてみるのも一興だなと独りで面白がっていました。
The Prisoner of Zenda: Stage 3: 1,000 Headwords (Oxford Bookworms)
- 作者: Anthony Hope,Diane Mowat,Jennifer Basset
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2000/08/17
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
The Prisoner of Zenda (Penguin Readers: Level 5)
- 作者: Hope
- 出版社/メーカー: Pearson Education ESL
- 発売日: 2000/03/27
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
もうここまできたら、オリジナルを読むしかない!?
はるる