週末が来た!

 はるる@東京です。
 やれやれやっと週末が来ます。最近は新幹線で1時間くらいは
眠りこけています。結構からだにこたえる…。
 お供本は『「カルト」を問い直す』でしたが、三分の一くらいは読んだかな。

「カルト」を問い直す―信教の自由というリスク (中公新書ラクレ)

「カルト」を問い直す―信教の自由というリスク (中公新書ラクレ)

 いろいろ教えられることの多い本です。お勧め。


 それから『ファッションの20世紀』にざっと目を通してみました。
 ヴィオネらがコルセットやブラジャーを外すドレスをデザインしたことで、身体意識が変化し、身体を清潔にするということが大事になったという話なんて、とても興味深かったです。
 1850年ごろのパリの人々の平均入浴回数は1年間に2回程度だったそーな。
 1年間に2回ですよ。なんとまあ。

 ちなみに、ヨーロッパではキリスト教的価値観のため、風呂に入ることが長い間嫌われていたんですって。
 「聖女アグネスは13歳で死ぬまで一度も体を洗わなかった」。
 うーん、そんな聖人の近くには行きたくないな、私。敬して遠ざかりたいわ。

 それが、ヴィオネがデザインする服は身体を清潔に保つことを要求する服だったため、20世紀に非常に重要な概念となる「清潔」概念が、ファッションによって意識化されたのだそうで。
 すごいですね〜。
 たかがファッションと侮る無かれ。

 他にも、戦争がファッションに与えた影響に関して、「制服」(軍服)が性差・階級を隠蔽し、特に女性は制服を身につけることで社会的存在になったとか、アメリカのデザイナー、クレア・マッカーデルの重要性とか、個人的には大変面白く、知的な刺激に満ちた内容の本でした。
 図書館から借りるとき、この本にはコム・デ・ギャルソン三宅一生の洋服のカラー写真がたくさん収録されているからという不純な動機で借りたんですけどね^_^;。

 

ファッションの20世紀―都市・消費・性 (NHKブックス)

ファッションの20世紀―都市・消費・性 (NHKブックス)

 
 今日創刊された朝日新書の中で『愛国の作法』を購入してみました。
 書店にずらりと並んだラインナップの中では、読みたいのはこれだと感じたので。
 
 
愛国の作法 (朝日新書)

愛国の作法 (朝日新書)

 おお、なんということか、画像がない。
 創刊に集中してそこまでは手が回らなんだか、朝日よ。
 (画像提供するのは出版社だという理解に基づく発言。誤解だったら失礼。)
ま、ぼちぼち読んでみます。
 最近は、次々と新書が創刊されるので、ついて行けません。
 昔は3種類くらいしか新書がなくて、おぼろな記憶で確か新書だったんだけど、どの出版社のだっけ?というとき、探すのに大して時間がかからなかったですが、今は、もうしっかり出版社を記憶していないと、探し出せそうにありませんね。いやはや。


 「よろこべばしきりに落ちる木の実かな」(富安風生)

 はるる