雨が降る降る

 やっと、大変な一週間が終わろうとしています。土日、仕事で岐阜県に行くはずが、台風様のおかげで中止となり、明日から休める!ありがたや、ありがたや。

 
 『アメリカの宗教右派』を読了。


 

アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)

アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)

 これによると、もう宗教右派には往年の勢いはない模様。(でも、ペイリンが副大統領候補なので、ちょっと怖いのですが。)

 普通の日本人らしく、神なんかいるわけないというスタンスが見え隠れする文章を読みつつ、この人から見たら、私も宗教右派みたいなもの?という疑問が頭をよぎる。信仰が深い、神を本当に信じているということ自体がなんだかよろしくないという(おそらく著者にとっては無意識の)オーラのようなものを本から感じてしまった。別にいいですけどね。(被害妄想でしょう。)

 宗教右派を理解するには、分かりやすく手軽でいい本だと思います。


 さらに『あなたは顔で差別をしますか』を昨晩買い、その日のうちに読了。
 
 それは今日の仕事に使おうと思ってのことだったのに、一番肝心なときに本を持っていくのを忘れ(疲れていたんです、はい)、空しい思いを噛みしめる。あーあ。

 

 この本を読んだこと自体は、私にとり、大変よかったです。著者の藤井さんが「容貌障害」と自ら名づけられた、見た目がアザや血管腫などで「普通」と違う状態にある人々がどのような扱いを社会から受けているか、何を感じているかが当事者の視点から書かれていたから。
 私は、かつて20代のはじめのとき、そういう容貌の赤ちゃんを連れたお母さんを見かけて、その二人の顔をじろじろと、それはそれは無遠慮に眺め回したという、とんでもないことをしたことがあります。(お母さんが普通のお顔だったので、この二人が親子だというのが不思議でならず、何度も顔を見比べて遠慮会釈なく、眺め回したわけです。あー、ガキでした。)

 それを強烈に思い出し、あのときあのお母さんはよく私を罵倒しなかったなあと思うと同時に、どれほどあの人は傷ついただろうかと、気が滅入りました。
 今更、お詫びのしようもない…。

 
 雨が本降りになってきました。それでは、これにて。

 はるる