明日から仙台

今日は仕事でさるところに赴き、ほぼ半日潰れましたが、いい体験でした。

 昨日、猛烈な勢いで『はじめてのカルヴァン』と『ジャン・カルヴァン ある運命』を読了。『カルヴァンの『キリスト教綱要』を読む』も読もうと思ったのですが、さすがにダウンして駄目でした。


 

はじめてのカルヴァン

はじめてのカルヴァン

 
 カルヴァンの神学というのが、どうにも自分にはよく分からないので助けになるかと読んで見ました。アメリカで出た入門書(日本で言えば「サルでも分かる」シリーズのようなシリーズの中の一冊)ですが、可もなく不可もなくという感じで、読む前より多少は整理されたか…な?という程度。
 自分の頭がとことん神学向きではないことを思い知る。カルヴァンの思考の筋道を追いかけるのに精一杯。

ジャン・カルヴァン―ある運命

ジャン・カルヴァン―ある運命

 カルヴァンが遺した多くの手紙を使って人間カルヴァンを描こうとした一冊。こっちの方がずっと腑に落ち、カルヴァンを身近に感じました。

カルヴァンの『キリスト教綱要』を読む

カルヴァンの『キリスト教綱要』を読む

 

 これは未読。講義形式の語り口で読みやすそうではあります。『キリスト教綱要』を覗いてみて、これは歯が立ちませんわいと尻尾を巻いて撤退した人間としては、これで手軽に済ませようという魂胆。
 著者の渡辺信夫先生からは、確実にお目玉を喰らう発想であります。が、私カトリックだし〜と言い訳させていただきます。

 
 個人的には、カルヴァンの神学よりカルヴァンが引き起こしたセルヴェ事件に対するカステリョの宗教寛容論に俄然興味が湧きまして、『セバスティアン・カステリョ 宗教的寛容のためのたたかい』と『カステリョ』を図書館から借りて来ました。
 旅の友にしようかな、と。
 もっとも、『セバスティアン・カステリョ』は大きい本なので、どうしようかと迷ってます。

セバスティアン・カステリョ―宗教寛容のためのたたかい

セバスティアン・カステリョ―宗教寛容のためのたたかい

カステリョ (Century Books―人と思想)

カステリョ (Century Books―人と思想)

 宗教改革関係にはいろんな人がおりますが、私にとり一番とっつきにくいのがカルヴァンさん。ルターは分かり易い気がする。

 好きなのは再洗礼派だったりするんですが。

 

再洗礼派

再洗礼派

 これは昔読みました。
 
 再洗礼派といえば、ミュンスター再洗礼派って感じですが、私としては再洗礼派の流れを汲むアーミッシュとかメノナイトの方に興味があります。

 

千年王国の惨劇―ミュンスター再洗礼派王国目撃録

千年王国の惨劇―ミュンスター再洗礼派王国目撃録

 

 これは読んで見たいと思いつつ、図書館で眺めるだけに終わっている本。

 ユルスナールの『黒の過程』は、ミュンスター再洗礼派と関係あったような気がしたのですが違いましたっけ?

 

黒の過程 (ユルスナール・セレクション)

黒の過程 (ユルスナール・セレクション)

 『アーミッシュの赦し』を購入して、読まねば!と机の横の本棚に入れているのですが、なかなか読めないでいます…。もうそろそろ読まないと。

 

アーミッシュの赦し――なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

アーミッシュの赦し――なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

 では、仙台に行ってきます。

 はるる