あけましておめでとうございます

 なんと、昨年9月以来、更新してなかったのですね、私。
 ということに今日、気が付いたはるるでございます。

 年末年始は、所用でシカゴに行っていました。私にとってシカゴは10年ぶりで、満喫してきました。(もちろん仕事もしましたけど。)

 到着した日の最高気温が8度という、「ど、どうしたんだ、シカゴ!」と言いたくなるような暖かさで、まさに異常気象。

 29日頃から、さすがに気温は通常のシカゴに戻り、マイナス14、15度となりましたが、珍しく毎日青空が続き、冬のシカゴとは信じられない気候が続きました。

 この青空!冬のシカゴで! Incredible!
(すみません、写真が縦になってしまいました。が、どうやって修正すればよいかが分からず…。)

 しかも、1月3日に帰国しメールをチェックしたら、シカゴの友人から、私が飛び立った翌日から更に気温が下がり、雪が降り始めたという連絡があり、己の幸運を噛みしめましたわ。

 今回、かつてシカゴ在住中に大好きでよく通った本屋 Seminary Co-op Bookstore に行くことができ、それも嬉しかったことの一つでした。

そこで購入した本の一つが、これ。

 

Habits of Change: An Oral History of American Nuns (Oxford Oral History Series)

Habits of Change: An Oral History of American Nuns (Oxford Oral History Series)

 
 これは、副題が示す通り、アメリカ合衆国の修道女たちのオーラルヒストリーを集めた本です。著者が第二ヴァチカン公会議前に修道会に入会し、公会議を体験した人を中心に、自由に自分の人生を語ってもらう形で、50人以上のシスターたちのオーラルヒストリーを集成しています。

 まだ途中ですが、面白くて読むのを中断するのが残念なくらい、私には興味深い本です。

 この本は、おそらく、2001年に出版された Poverty, Chastity, and Change: Lives of Contemporary American Nuns という本に、「使徒的訪問」が始まった後の2010年に生存者に新たにインタビューをして、それを加えた、いわば改訂版だと思います。


Poverty, Chastity, and Change: Lives of Contemporary American Nuns

Poverty, Chastity, and Change: Lives of Contemporary American Nuns

 「使徒的訪問」は、2008年から続けられ、アメリカ合衆国の400以上の活動修道会を対象とするもので、終了後、2014年9月に最終報告書が提出されました。

 始まった当初、「訪問」は非常に恐れをもたれ、「報告書」もどんな否定的発言が出るかと戦々恐々で待たれていた報告書でしたが、読んでみたところ、その内容が、かなり前向きというか、肯定的なもので、よかったなあと思いました。

 教皇ベネディクト16世からフランシスコに変わったことも影響しているのかな?


https://lcwr.org/media/report-vaticans-apostolic-visitation-us-women-religious
 
 上記のサイトから、「最終報告書」(PDF)が読めます。

 この「使徒的訪問」が何冊かの本の出版を刺激したのですが、その中の一冊が、Habits of changeでした。

 なお、使徒的訪問に関しては、Power of Sisterhood という本が出ていて、それを読んでみようかと考え中。

 

Power of Sisterhood: Women Religious Tell the Story of the Apostolic Visitation

Power of Sisterhood: Women Religious Tell the Story of the Apostolic Visitation

 それでは、今年もよろしくお願いします。 

 はるる