エロイカ
この間、本屋でこんな本を立ち読みしました。
- 作者: 青池保子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/02/17
- メディア: 単行本
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私は高校から大学にかけて、『エロイカより愛をこめて』にはまっていた人間なので、うわーっ、こんな本が出てるーっと思わずに手に取ってしまいました。
私は初めてこのマンガを読んだ時から、迷うことなくNATO情報部のエーベルバッハ少佐のファンですが、この本の中に、少女マンガらしく軍人のくせに長髪の少佐が、本物の軍人らしい短い髪にしたらどうなるか、の絵がありまして、それが、イギリス情報部のロレンスさんそっくりなのには、大笑い。
といっても、書店なので必死で声を殺して笑ったんですが(^o^)。
…少佐、どうか髪は切らず、末永くそのままでいて下さい。
※このマンガをご存知ない方のために一言申し添えますと、この本の表紙の向かって左の黒髪の人物が少佐であります。
それからですね、少佐の永遠のライバル、KGBの小熊のミーシャの若き頃!という絵もあり、これまた感無量でありました。ミーシャさんてば、昔からスキンヘッドだったのね。なかなかとんがった感じのハンサムさんに描かれていたので、ミーシャファンの私は、密かに嬉しかったのでありました。
『エロイカ…』は旧ソ連崩壊後、4年ほど連載が中断していた時期があり、私もそれを境にしてこのマンガを読んでいません。
連載復活第一弾の第一話で、少佐がモスクワの赤の広場に立っているという、冷戦が終わったことをこれ位象徴的に見せてくれる絵はないぞ、という場面があるというのは知っていましたが、今回、この『創りかた』の本の中でそのページを見まして、感動…。
ただ今、連載再開後の『エロイカ』を読みたーい!と思っております。どなたか貸してくだされ。(などと、こんなところで言っても仕方ないのだが。)
私が贔屓している部下Aはどうなっているかも気になります〜。
Z君の活躍はZシリーズで読めても、偉大なる脇役であるA君が主役をはる話はなかなか読めない。「アラスカ物語」くらいでしょうか。(←題名うろ覚え。Z以外の部下25人がアラスカ送りされたときの、アラスカでの生活の番外編。あれが、A君中心といえば、中心の話だったなあ。彼の奥さんは美人だった。)ロレンスもジェイムズ君も主役をはった番外編が描かれているというのに、残念だ。
しかし、そういえば、ミーシャが主役という話もないですね。
そうそう、もう一人、KGBのナイスガイがいたが、あのおじさまは何と言うコードネームであったか。白熊だったっけ?あの人も好きですね。
我ながら渋好みとゆーか、地味好みとゆーか。
『エロイカ』という少女マンガをご存じない方には、なんのことか?ですね。ごめんなさい。
かつて『エロイカ』を読んでいて、少佐を殺そうとしたソ連のスナイパーを美術品泥棒のエロイカことグローリア伯爵が撃つというシーンの後、少佐が伯爵に向かって、「カラシニコフを撃ったか」と言うところがありまして、当時高校生で世間知らずだった私は、このせりふの意味が理解できなくて、悩んだ記憶があります。このスナイパーの名前がカラシニコフさんなのかなあ?でも、唐突に名前がここで出てくるのは変だし、と。
何年もたってやっと「カラシニコフ」とは銃の名前だと知り、謎は解けましたけど。
というわけで、次回は『カラシニコフ』という本について書いてみようかと思うのでありますが、どうなりますやら。
ではでは。 はるる