木村秋治朗さん
時間がないので、簡単に。
昨日の朝日新聞朝刊の「ひと」欄に木村秋治朗さんが出ていました。木村さんは行司さんです。この度、十両格行司に昇格された由。
実は私、この欄を一目見て、「えっ!」と驚いてしまいました。この人、確か『17歳の軌跡』に出てたあの行司さんでは?とピンと来たので。と言っても殆どの方は何のことだか分からないでしょうから、説明しますと、写真家の橋口譲二さんが昔、『17歳』という写真集を出されました。80年代だったと思います。そこに102名の日本全国で橋口さんが出会った17歳が載っていました。高校生もいれば、いろいろな形で働いている人もいる。それぞれの人生の断片が載っている写真集といったところでしょうか。
- 作者: 橋口譲二
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それから10年。橋口さんは再び『17歳』に収録された人々を訪ね、それぞれの現在を写真とインタビューに収めました。それが、『17歳の軌跡』です。
- 作者: 橋口譲二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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これは、私のすごく好きな本の一冊です。で、『17歳』にも『17歳の軌跡』にもだぶって登場する38人の中の一人がこの木村秋治朗さんです。
朝日のこの小さな記事を目にしたとき、なんだか知り合いの最近どうしているかを聞いたような嬉しさがありました。私は木村さんを全く存じ上げないですけれども。そうか、昇格されたのか、よかったなあと昨日はしみじみ嬉しく感じました。
この人、『17歳の軌跡』の中で私が気に入っていた人たちの一人だったんです。だから、なおさらほっこり暖かい気分がしました。人それぞれの人生だと、この本を読むとつくづく思います。この本が出てから既に5年。あの後、この本に載っている人たちはどういう人生を歩まれているだろうとたまに思うときがあります。そして、自分が17歳だった時、27歳だった時、37歳だった時に思いを馳せることもあります。自分の人生もかなり激動だったなあなんて思ったりして。10代、20代、30代で全部やっていること違うし、住んでいたところも違うし。
私のパソコン、本当にやばい状態なので、今実は人様のパソコンを借りてちょっと更新しています。
というわけで、本日はこれにて。
はるる