ガブリー
相変わらず、宗教学関連の読書を続けています。
鋭いキリスト教批判を読むたびに、自分の信仰の中心は「キリスト教」ではなく、「キリスト」にあるのだということを確認する日々。
まだ、自分の中で次々読んでいくものが消化できず、私の頭の中は混沌としています。
混沌から何か生まれてくるには閑がいる!と痛感する昨今です。
特に最近は神道・日本神話関係を読んでいます。それにしても、いろんな研究があるものです。はあ。
とりあえず目を通したのは、『神々の体系』(高天原系と根の国系の神統譜に知的興奮を感じました!)『隠された神々』(一番へ〜だったのは、鹿島神宮と出雲大社と熱田神宮の関係の話。専門家のご意見を聞きたい)『神道 日本生まれの宗教システム』(分かりやすい)『日本宗教史』(こういう本を待っていた!)『日本宗教事典』(無知な私には頼りになります)『伊勢神宮 東アジアのアマテラス』(これは再読)『カミと日本文化』(これは部分読み)などなど。陰陽五行説の影響だのなんだの、ああややこしい。奥深すぎ。
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記紀神話は昔、一通り読んだことがあり、また子供の頃から因幡の白うさぎの話とかスサノヲノミコトの話とか慣れ親しんできたこともあり、別に今更読み返さなくても、と思っていたんですが、上記の本を読んでいると、えーっ、何も読んでいなかったのと同じじゃん!と思わされることが多々あり、日本神話について何か分かり易い本はないかと図書館をうろつくこと30分。
とりあえず、たぶん10代の読者を想定しているのであろう「世界の神話」シリーズの中の『日本の神話』とアエラムックの『日本神話がわかる』を借りてきました。
で、アエラムックをちらちら読んでいて、笑ったのがこれ。沖縄の神話です。
むかし、むかしアーマン(ヤドカリ)がいた。ある日このヤドカリが「ガブリー」と叫んで立ち上がり、これが人間となった。
う…。ヤドカリが「ガブリー」と叫んで立ち上がって人間になるって…あーた。一体これにどーゆう意味が?「ガブリー」って何か意味ある言葉?
レヴィ・ストロース先生かユング先生に解説していただきたいですわ。
いやあ、一人で受けてました。
しかし、こんなくだらないこと書いていてブログの意味、あるのか?
「ガブリー!」。
はるる