A
名古屋は暑いですねー(今、仕事の都合で東京と名古屋を行ったり来たりしてます。)
暑い中、森達也監督の「A」をDVDで視聴。
絶句状態に陥っています。
いろんなことを考えてしまって、頭の中はもうグルグルといろんな思いが回り、ただ今きちんとした感想が書ける状態ではありません。
「出家」した荒木浩広報副部長をはじめとするオウムの人びとと私と何が違うのか。やっていることはある意味、似てますからねー。
どうしてあんな教義を信じるのかなあ?などとつい思ってしまいたくなりますが、キリスト教徒でない人からすれば、パンはイエスの体なんていうカトリックにとって大切な教義は、それこそアホちゃうか?っていう内容なわけですから、人のことを笑えません。
荒木浩氏にとって、村岡代表代理(だったっけ?)にとって、自分が信じていること、信仰はとても大切なものなのだということは、私なりに私の能力の範囲においてではありますが、理解できる気がします。
オウムの信者さんたちに対して、私はマインドコントロールされている人びとというイメージを強く抱いていたのですが、うーん。やはり物事はそう簡単ではないのですね。
マスメディアを通ってくる情報は、すごく分りやすい構造にしてくれちゃっていることが多いので、額面どおりに鵜呑みにしているとやはり怖いな、と思いました。
公安のおじさんもねえ…。
警察を100%信頼なんて絶対しちゃいけないなと思った次第。やっぱり権力の末端だわ。権力と同じこと考えている間はいいけど、違うことを考えだしたら…、怖いですね。
そんな不法なこと考えなければいいとは必ずしもならないのが、昨今の日本の動きですし。ううう。
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「A2」のDVDも手元にあって、荒木副部長は4年経ってどうなったかとちょっと見てみました。両方をきちんと観る気力も時間もなかったので。
たまたま、松本サリン事件の被害者のあの河野さんの所にアーレフの幹部たちが来るというシーンで、河野さんが大変人間のできた方であることに、感銘を受けてしまいました。この方、すごい人です。度量が大きいというか、人間としてまっとうというか。
以前、アフガニスタンで医師として活動しつつ必要に迫られて井戸を掘り続けている、中村哲さんの講演会を聞きに行ったことがありますが、その時受けた印象に似ているかもしれません。
中村さんの講演会の間中、私はここに本当の人間がいる!これが人間なんだ!という思いに満たされていました。
「A2」の中の河野さんの言動は、それに似ていました。
また、今度きちんと「A2」を観て感想を書ければと思います(って、「A」を見てもまともな感想が書けてないくせにね^^;)。
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ついでに 中村ドクターの本も少し挙げておきます。
私が以前読んで、いろいろと教えられた本です。(読んだ後、大して自分の行動が変わっていないのが情けない。私は知識を溜め込んで満足して行動にいかないタイプなんだということが痛切に分ってきて、うむむと考えている今日この頃。)
- 作者: 中村哲
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- 作者: 中村哲
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はるる