日本語力
NHK クローズアップ現代+にて「どうなる若者の日本語力」を視聴。
日本人なのに日本語の文章・漢字が理解できず仕事に支障をきたす、むちゃくちゃな当て字を書くといった大学生から20代の若者の日本語能力の低下についてのレポート。
パソコンのおかげで自分の漢字能力が低下しているのを最近とみに強く感じていたので、他人事でなく真剣に見てしまう。(それに、日ごろめちゃくちゃな当て字入り文章を読まざるをえない立場にあるから。批判を比反と書いたりするのだから恐れ入る。故白川静氏にはお見せしたくない当て字の連続です。)
紙上に手書きする場合は、脳が全体的に働いているのに、携帯電話、パソコンを使うとき、脳は殆ど使われていないという映像を見て、うーん、これはゲーム脳と同じ理屈やな・・・と納得する。
今、このブログを書いている私の脳も殆ど働いてないわけね。
頭は楽なほうに傾くので、結果的に日本力が低下するということらしいですが、これを防ぐには、声に出して文章を読む、手書きするというのが一番いいという結論でした。
なるほど!と合点した私は早速、番組を見終わってから、やることがあるにもかかわらず、一時間近くも幸田文の「台所のおと」のある部分を手書きで書き写しました。
相変わらず、単純な奴(^_^;)。
それにしても、昔の人のほうが、現代人より脳をよく使っていたのではないかしら。
私は明治から戦前に書かれた文章を読む機会が多いのですが、難しい漢字をたくさん使いこなして文章が書かれているのに、いつも感心してしまいます。
あの語彙、漢字を自分の手で、自分の記憶に基づきつつ書いていたのだと思うと、ほとほと敬服してしまいます。
ブログを書いていても、的確に自分の思っていることを表現できない己の語彙の貧困さにいらだち、がっかりすることが時折あるので、もっともっと骨太な文章をたくさん読んで、少しでもましな文章を綴れる人になれたらなと思いましたよ。
「身長の2倍日記」はセンチというよりもページという単位で読んだものを申告する方向に動いているので、別のタイトルをつけたほうがいいかも。
「めざせ!一万ページ」とか。
必要に迫られて懸命にA History of Christianity in Indiaの9章、12章、13章を読みました。合計で70ページくらいかな。
Hist Christianity India: Begin 1707: The Beginnings to AD 1707
- 作者: Stephen Neill
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2008/08/21
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
はるる