今年の三冊のはずが脱線し
もうすぐお正月なので、またまたデザイン変更してみました。
それはそうと、携帯電話に振り回されているうちに、ああ、もうクリスマス。
先程、ミサに行ってきました。神父さんの暖かさが染みとおるようないいミサでした。
携帯電話、まだバッテリー大丈夫かなと思っていたら、みるみる無くなって、使えなくなってしまった。
また充電せねば。何やっているんだか。とほほ。
クリスマスカードを出す余裕が今年は全く無く、そのため今日は必死で外国の友人に宛ててひたすらe-cardを書きまくる。それが終わってから、国内の友人にもメールを出す。
ひーはー。まだ、終わってないけど、もうくたびれました。(だからってブログするか?)
今日の新聞を見ると、書評欄で「今年の三冊」をやっている。
思わず、自分がもし3冊選ぶとしたら、何かなあと考える。
本はたくさん読んだけど、丁寧にきちんと本当の意味では読んでいなかった一年だった気がします。
改めて一年を振り返ると、あれ…?何を読んだっけ?状態。悲しい。
その中で、まず記憶に残っているのは、小沼丹の一連の作品(2006年は私にとって、小沼発見の年でした)。
辻由美の『世界の翻訳家たち』も、好みの題材だっただけに、今年の初めに読んだのに心に残っていますね。
- 作者: 辻由美
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 1995/09
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それから、『ジェノサイドの丘』上・下
- 作者: フィリップゴーレイヴィッチ,Philip Gourevitch,柳下毅一郎
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あとは…うーん、なんだろ。
あ、衝撃だったということでは、『北の十字軍』。
『人間の暗闇』もすごかったな。迫真のノンフィクションでした。これに比べると『黙って行かせて』は二流だったということが分かる、悪いけど。
斉藤貴男氏に改めて注目するようになったのも個人的には今年の収穫か。
それから…(すでに「今年の3冊」などという概念はどこかに吹っ飛んでいる)、『神楽坂・茶粥の記―矢田津世子作品集』。
- 作者: 矢田津世子,川村湊
- 出版社/メーカー: 講談社
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これは、表題に「茶粥の記」とあったので、てっきり、高校生か大学生一年生の頃に読んだ雑誌『国文学』の文学と食べ物みたいな特集の中で引用されていた(と思うんだけど、記憶違いかも)、姑もかぶとを脱ぐほど茶粥を煮るのがとても上手なお嫁さんが、茶粥をこしらえるシーンがある小説は、これだったんだ!と思って読んだもの。
読んでみたら、予想ははずれ、私が覚えていたシーンは一切出てこず、うーん、私はあの茶粥のシーンをもう一度読みたい、あのシーンを含む小説全体をちゃんと読んでみたいのに〜!と歯噛みすると同時に、しかし、矢田津世子という新しい作家を知ることができた、この本を読んでよかったと幸運な間違いに感謝したのでありました。
それにしても、茶粥を煮るのが上手なお嫁さんの話、作家名も作品名も全く覚えていないんですけど、誰かご存知の方がおられましたら、ぜひぜひご一報ください!
女性作家だったように思うんですか。20年以上もの長きに渡って、いつか読みたい、もう一度読みたいと思っている作品なのであります。すごく印象深かった。地味なのにほんのり派手みたいな感じのうまい文章だった記憶があるんですが。(記憶は嘘をつくから、美化されているかも。)
その文章を読む度に茶粥が食べたくなって困ったものです。
もう一つ、同じ特集で読んだのだと思うのですが、なんとかという男性が行きつけの寿司屋に来るという話も読んでみたいものの一つです。確か、男性は潔癖なところがあるので、寿司屋の主人は彼が来ると、無意識にせっせとまな板をふきんで拭くというような描写がありました。これも、作者も作品名も全く何も覚えていません。
こうなりゃ、『国文学』を一度当たってみるか。(いつ、そんな時間があるねん。)
着物本もいくつかいい出会いがあったなあ。
近藤ようこの『あしたも着物日和』とか(神戸で立ち読みしてから二ヵ月後、結局買ってしまいましたあ。)
『きもの草子』とか。(趣味が似ているので、着物の写真を眺めているだけで至福の時。)
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個人的趣味でいえば、『宮家の時代』は嬉しかったな。華族とか皇族に興味がある。一体、あれはどういう存在なのであったか?と疑問なので。
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では、一応、今年の三冊ということで。
- 作者: 小沼丹,中村明
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※2006年出版されたものではなく、今年私が読んだ本の中から選んだ3冊です。
うーん、他にも何か大事な本を忘れているような気がするけど。…もういいや。(あまりこういう行事に向かない人です、私は。人の読むのは好きだけど。)まあ、あまり真剣にとらないでね(誰もとらないって。)
というわけで、何だかよくわからないまま、クリスマスイブは更けていくのでありました。
あ、そうだ。
「身長の2倍日記」
The Royal Family を読みました。
Royal Family, The, Level 3, Penguin Readers (Penguin Readers, Level 3)
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はるる