経過報告

 『〈民主〉と〈愛国〉』は半分読了。
 たくさん刺激を受けいろいろと考えながら、ぐいぐい読んでおります。

 丸谷さんの『男ごころ』読了。
 『絵具屋の女房』を読んでいる途中です。

絵具屋の女房 (文春文庫)

絵具屋の女房 (文春文庫)

 明清時代の中国の小説戯曲に秀吉が悪役としてしばしば登場して大活躍しているという指摘に驚き、なかでも一番すごいという『野叟曝言』(やそうばくげん)の中で、なんと秀吉は男色家として描かれているという話に唖然としました。いやはや、なんでそうなるの…。


 大学教授というのはものを教えるのが楽しくてたまらないという人に向く稼業だと枕を振った上で、故黒羽清隆先生の講義を録音してそれを起こした本『日米開戦・破局への道』の紹介
をしている「先生の話術」を読んだ時は、おおっ、この本を読まなければ!とつい立ち上がってしまいました。

 引用されている黒羽教授の語り口が素晴らしかったので。


日米開戦・破局への道 黒羽清隆日本史料購読

日米開戦・破局への道 黒羽清隆日本史料購読

 


 この先生の講義、生で聴いてみたかったなあ…。


  あ、今気がついた。5・15事件の日だったんだ、今日。
 『花々と星々と』や『ある歴史の娘』をひもときたい気分になりました。

 20代の頃、私は犬養道子に夢中で彼女の本は殆ど全て読んでいました。
 今はもうあまり読まなくなってしまいましたね。


花々と星々と (中公文庫 M 7)

花々と星々と (中公文庫 M 7)

ある歴史の娘 第2部―花々と星々と

ある歴史の娘 第2部―花々と星々と

犬養道子自選集〈2〉ある歴史の娘 他

犬養道子自選集〈2〉ある歴史の娘 他


はるる