ガザ関連
私はパレスチナ問題のことは(も)よく分かりません。
善人ぶってガザについて心配しているふりをしているだけのようにも思います。
しかし、どう考えても、イスラエルの行動は認められないし、イスラエル軍が人道上のことを配慮しているとは全く思えない。
パレスチナ寄りだ、偏向しているといわれるかも知れませんが、以下、いくつかリンクします。
Sabbah BlogでWar on Gazaについてのテレビ報道を見ていたというより聞いていたら、あるパレスチナ人が「イスラエルの眼でなく、我われの眼でこのことを見て欲しい」という事を言ってました。
パレスチナの目で物事を見るようにしないと、ますます物事は恐ろしいことに向かってしまう。
http://sabbah.biz/mt/archives/2008/12/31/hussam-ayloush-dead-palestinian-children-have-names-too/
死んだ一人ひとりの子供に名前があるということは本当に重要で重い叫びです。
9・11で世界貿易センターで死んだ人々について、一人ひとりの名前と簡単な生涯の紹介をニューヨークタイムズがしました。
アメリカ人や世界貿易センターで働いていた外国人ビジネスマンたちが大事なら、ガザの人びとも大事なはず。
ガザで起こっていることは、9・11と同じ重さがあると思います。
ニューヨークの攻撃は一日で終わりましたが、ガザは3週間続いているということ、それなのに、私はガザに関するニュースをルーティーンなものとして無感動に流し、映像や死亡者、負傷者の数字にも不感症になっていっています。
自分が恐ろしいです。
http://0000000000.net/p-navi/info/
Breaking News, World News and Video from Al Jazeera
Gaza diary: Are we not human? | News | Al Jazeera
私たちは人間でないのか?という問いが、私に突きつけられている。こんな風に、安全な場所で、ネットで写真を見てかわいそうとほざいているだけの私に。
以下は、ガザ支援関連。
これは、「フード・バスケット」を送ろうというもの。
http://www.apla.jp/03/other/other_090107.html
食糧を積んだ国連などのトラックがイスラエル軍による道路封鎖のために入れず、ガザは飢えていると読んだので、どうなるのか心配です。
http://www.avaaz.org/en/gaza_time_for_peace
こちらは署名活動のようなもの。意味あるのか、自己満足ではないかと言う疑念に襲われつつも、国際世論がイスラエル批判を強めれば圧力になれるのではという一抹の期待を持っています。
政府はあてにならない。
草の根の力を信じたい。
☆ ☆ ☆
パレスチナ問題について、いささかなりとも眼を開かれたと感じた本がこれでした。
- 作者: エドワード・W.サイード,デーヴィッドバーサミアン,Edward W. Said,David Barsamian,中野真紀子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
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イスラエルがパレスチナ人を攻撃しても非難されない(アメリカとか西洋諸国政府から)。パレスチナ人が反撃すれば非難される。この極度に偏った力関係が問題だと心底思う。
岡真理がパレスチナ人が虐殺された時も場所の名も世界は記憶しないという主旨の文章を昔書いていたと思い出しました。
それと、映画NAKBA。
- 作者: 広河隆一
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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これは、感情的なエントリーでしかない気もします。
が、イスラエルの攻撃の裏にあるのが選挙対策だとか、ファタハとハマスの主導権争いがとか、そういうことが完璧に分析されて解説されて居るのを読んで、パレスチナ問題について知的に語れるだけでは仕方がない。
冷静に政治的な背景を理解する必要は大いに認めますが、攻撃されているガザ地区では恐怖と怒りと憎しみと絶望が深くなっていくばかりで、人々は死んでいくし、肉親を失った人の中から、また自爆テロその他を行なう人が生まれるのだろうなと思うと、何かもっと身体的な反応というか、人間として何かあるのではないかなどと思うのでした。
と、これもまた言葉ばかりで…。
本日は支離滅裂です。
はるる