コロンバイン10周年の本が出た
後から後からいろいろなことが押し寄せてきて、ブログどころじゃない日々でした。
これからもあまり更新できないかもしれません。ブログをやめることも視野に入れて今後のことを考え中です。
ところで、数週間前のTIMEで知ったこの本は読んでみたいと思っています。
コロンバイン高校の事件から10周年を記念して4月20日に出版された Dave Cullen の Columbine。
- 作者: Dave Cullen
- 出版社/メーカー: Grand Central Publishing
- 発売日: 2009/04/06
- メディア: ハードカバー
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犯人二人の友人だったブルックス・ブラウンの書いた本を先日読み、改めてコロンバインについて考えているところ。
日本語訳の『コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー』を読み、今はもとの英語のものを読書中。
この本のなかで、一番興味深かった内容の一つは、学校を襲撃する前に、二人が遺していたというヴィデオ映像の話でした。
ディランが「ここよりもいいところに行くことだけはわかっている。だから、俺は行く」とヴィデオの中で語っている(らしい)。この言葉を読んだとき、本当に悲しかった。
- 作者: ブルックス・ブラウン,ロブ・メリット,西本美由紀他
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/04/22
- メディア: 単行本
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No Easy Answers: The Truth Behind Death at Columbine
- 作者: Brooks Brown,Rob Merritt
- 出版社/メーカー: Lantern Books
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: ペーパーバック
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TINEの書評で焦点をあてていたのがエリックではなくディランだったのが、印象的だった。
著者のCullen氏にとっても、感情移入できる対象はディランで、エリックではなかったのだろうか。
ブラウンにとっても友人だったのは、ディランのほうで、エリックは理解しにくい相手だったようだし。(もっともブルックスは事件を起こしたディランを理解できないと、率直に書いていますが。)
私も、ディランの心理のある部分はまだわかる感じがするのですが、エリックは難しい。
本当にこの事件を理解することはできないと思いますが、何か分かりたいと思ってしまう事件です。
マイケル・ムーアのドキュメンタリーも、アメリカ社会が、恐怖心から銃があふれている社会であるという問題点は鮮明にできても、彼等がなぜそれをしたかについては必ずしも迫れていない。
ブラウンの本では、いじめの問題が指摘されていて、いじめへの報復だったという解答が提出されているが、先日出たばかりのこの本では、そうも言えないような感じ。
難しい・・・。
こんな本も出ていたんですね、知らなかった。
- 作者: ミスティバーナル,Misty Bernall,三辺律子
- 出版社/メーカー: インターメディア出版
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: 単行本
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トレントコート・マフィアによって学校は血の海になった!という感じの書き方らしいですが、トレンチコート・マフィア云々は全然関係ないことは、ブラウンの本でも否定しているし、カーレン(とでも表記したらいいのかな??)の本でも否定しているみたいです、紹介の仕方から推測するに。
彼らはゲイではなかった。
彼らはトレンチコート・マフィアの一員でもなかった。
彼らはオタクでものけ者でもゴスでもなく、ジョックス(体育がよく出来る生徒)や黒人や誰か特別に狙ったというわけでもなかった。
彼らはコロンバインのためにボーリングに行きはしなかった。
その代り、彼らは朝そのクラスをさぼった。
(TIMEの記事、釤The Meaning of Murder. Ten Years on, what are the lessons of Columbine?”より)
結局、何だったのか…?
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映画『エレファント』を観てみたい。
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- 発売日: 2004/12/03
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はるる