手縫い元年?

 この年末年始、私はある野心に向かってまい進しておりました。
 それは…スカートを縫うこと。手縫いで。

 12月29日、意を決して布地を買いに行き、さんざん迷った挙句、やはり最初の投資をは安い方がよかろう(失敗したら、無駄になるし〜) & 縫いやすいのはコットンだろうという理由で、綿100%の安めの生地を選択。

 購入した日の夜に裁断して縫い始め、 おせち作ったり、ホームレス支援に出かけたりの間にちくちく縫うこと4日、元旦の夕方出来上がりました。

 なんというか、感無量。やればできるのだなあ…。じ〜ん。
 
 お上手な方から見れば縫い目が変とか、まっすぐ縫えてないとか、いろいろご批判がおありかと思いますが、高校の家庭科でのスカート作成に挫折し、母親から「お前は不器用だから、決してスカートを作ろうなどという無駄なことはするな」と厳しく言い渡されていた私と致しましては、ともかくもまともにはけて、見たところ変でない(「ちっとも変じゃない!」と家の者も力強く断言してくれたし)スカートが完成できたというのは、人生観が変わりそうなくらいの大事件だったのであります。

 たとえ、それが直線縫いでウエストはゴムのものであったとしても(^_^;)。

 今回のスカートを作る際、参考にした本はこちら。

 

いちばん縫いやすい「おさいほう」の基本 (PHPビジュアル実用BOOKS)

いちばん縫いやすい「おさいほう」の基本 (PHPビジュアル実用BOOKS)

 いちばん縫いやすいという題名と、内容がこれなら私でもわかるかもと期待を持たせるものでしたので、購入しました。(本屋であれこれ立ち読みして悩むこと小一時間の末。)

 お調子者の私は、よーし、今度はウールのスカートだっ!と一人盛り上がっております。たぶん、ウエストはゴムのスカートより上級のものは作れないと思いますが、とりあえず、今年はいくつかスカートを作ってみたいなと心密かに企んでおります(と、ここで天下に公言しているのは矛盾してますが。)
 
 で、昨日は最後の部分を縫いながら、NHKBSで再放送されていたドキュメンタリーシリーズ「世界の貧困」を観てました。

 特に、「パーク・アベニュー」に衝撃を受け、この大金持ちの人びとは、恥というものを知らないのか?と何度も思ってしまいました。


 でも、この番組の最初の部分で示していた心理学の実験結果が教えてくれたように、きっと私も大金持ちになったら、やはり番組中に出てきた億万長者たちと同じようにふるまってしまうのだろうなあ…と人間の欲深さやら業やら弱さやらを痛感してしまいました。

 ところで、これは録画しているからDVDに落とそうと思って放映後にいざ!と見たら、どうしたわけか、録画できてないではないですか!

 今まで一度も録画に失敗したことなかったのに…とドキュメンタリーの内容で衝撃を受けているところにダブルパンチで、なんだか精神的にちょっとくたびれた正月でありました。

 はるる