日米軍事同盟ってなんだ?レベルの初心者は何を読めばいいのか

 昨日、沖縄の視点から「主権回復の日」に反対する集会に出席、デモにも参加しました。(以下の中日新聞の記事をご参照あれ)。

 平良さんのお話の上手な事。大変感心すると同時に、彼の伝えたいことはずっしりと心で受け止めた…つもりです。(日本人を弾劾するといった姿勢でなく、穏やかに、ユーモアたっぷりに、しかししっかりと大切なポイントははずさず、きちんと自分の主張を盛り込むなんてことはなかなか難しいのですが、本当に素晴らしかった。ずっとこの方のお話を拝聴したいすら思ったほど。)

 

「主権回復の日」認めない 東海地方で反発の声
2013年4月28日 23時26分

 政府が「主権回復の日」の記念式典を開いた28日、東海地方では沖縄出身者らが集会やデモを繰り広げ、反発の声を上げた。

 名古屋・栄では、180人が1時間にわたってデモ行進。沖縄の伝統楽器の三線(さんしん)や太鼓を鳴り響かせながら「主権回復の日なんて認めない」と叫んだ。

 市民団体「あいち沖縄会議」が主催。デモの前には市教育館で集会を開き、沖縄県宜野湾市出身の自営業平良一器(たいらかずき)さん(43)=愛知県日進市=が講演。「沖縄からすれば主権を奪われた日。この日を祝うということは、沖縄は日本じゃないって言われてるようなもの」と憤りを示した。

 さらに「安倍総理自民党を責めるだけでは意味がない。選んだのは私たちだから」と続け、「沖縄に悲しい思いをさせているのは私たちなんだと。そこまで思いをはせてほしい」と語った。

 愛知県一宮市の市民会館でも抗議集会があった。市民団体「命(ぬち)どぅ宝あいち」の事務局長、新城正男さん=同県岩倉市=が米軍兵士による少女暴行事件などに触れ、「4月28日は屈辱の日。県民感情を無視している」と訴えた。

 岐阜市では岐阜沖縄県人会が総会を開き、会員60人で政府に対する抗議声明を採択した。「沖縄を切り離しておきながら何が主権回復の日か」と抗議し、1960年代の沖縄返還運動でさかんに歌われた「沖縄を返せ」を合唱した。

 
 集会にのこのこ出かけてから何でありますが、今更ながら勉強しないと〜と図書館で以下の本を借りてみました。

 

在日米軍司令部

在日米軍司令部

 上記のものに、2011年の「トモダチ作戦」について加筆した文庫本も出版されているようですが、そちらは見つからず、2008年版を借りました。下が文庫本になったもの。

 

在日米軍司令部 (新潮文庫)

在日米軍司令部 (新潮文庫)

 

米軍再編

米軍再編

 


 とりあえず、いくつか借りてみましたが、パラパラ見た印象では、それぞれ書き手の立場・視点はいろいろのよう。

 それにしても、もっと初歩的な本はないかしらん。

 私のような超初心者が読んで在日米軍とその基地に関する説明や、軍事的な日米一体化の動きがどこまで進んでいるのかとぃったことがすっと理解できるような本はないものか。

 一体化の動きについては、昨年、先月末に陸航空総隊司令部が横田基地に、今年3月には陸上自衛隊中央即応集団(CRF)司令部が座間駐屯地へ移転しているのだから、着々と進んでいるということかなあと思う一方、座間に来るはずだったアメリカ陸軍第一軍団が来ていないので、何かよく分からないです。

 軍隊のことは、本当に訳が分からない。

 と思ったからというわけではないですが、いきなり『赤紙 男たちはこうして戦場に送られた』なんてものまで借りてしまいました(^_^;)。

 

赤紙―男たちはこうして戦場へ送られた

赤紙―男たちはこうして戦場へ送られた

  

 
 あと、帰宅してから『属国 米国の抱擁とアジアでの孤立』を少し再読。

 

属国―米国の抱擁とアジアでの孤立

属国―米国の抱擁とアジアでの孤立

 それにしても、今更「主権回復」とわざわざ言わなければならないほど、政治的に属国化が進行しているということなのでは…と日本の将来に不安を抱いてます。

 話題になったNew York TimesやWashington Postの社説も読んでみました。アメリカは昨今の日本の動きに眉をひそめていますが、日本の右傾化の理由の一つは、アメリカのきつすぎて息ができなくなるほどの「抱擁」では?と思うと何か気分は複雑です。

  はるる