2008-01-01から1年間の記事一覧

悪魔という概念の歴史

やばいことに、瞬間的にただ今私は『オーメン2』にはまってます。 10代の頃、ダミアン君にはまってたからなあ(^_^;)。 私のRFK好きをご存知の方は、わたしが何かにはまるとどうなるかをよく分かっておられるでしょうが、かなりすごいことになります。自分…

ダミアンはアンチキリストか

『オーメン2』の冒頭に、考古学者兼エクソシストのブーゲンハーゲン神父さんが「ダミアン・ソーンはアンチキリストだ!」と断言するシーンがあるのですが、どーも伝統的な概念に当てはめると、そうとも言い切れないような・・・。 『アンチキリスト』という…

なぜダミアンはアンを殺すのか

このたび、20年ぶりくらいに『オーメン2』を観て、私にとっての長年の謎が解けました。 以下、しっかりネタばれしますので、よろしく。 映画の最初の方で、イスラエルの発掘現場から掘り出された、「バビロンの大淫婦」像というのが出てきます。 『ヨハネの…

結局観ている『オーメン2』

というわけで、ただでDVDが借りられる間に観てしまえ!と、いきなり『オーメン2 ダミアン』を借りて観てしまいました…(何やってんだか) オーメン2/ダミアン [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2007/05…

神学とは

あるユダヤ教のラビは神学をこう定義したそうです。 神学とは、朝起きた時、神が何を心配しているのだろうかと考え、神の心配事を、神と共に心にかけることだ。 シンプルだ。 この言葉は女性神学者であるレティ・ラッセルが講義の中で引用した言葉なのだそう…

帰国して

二日前に帰国。 今回は従姉妹が韓国人と結婚するにあたり、挙式前の日韓両家揃ってのお食事会での通訳というのが一応メインの役目として与えられていて、それを果たしに行ってまいりました。 冷汗三斗の通訳でしたけどね(^_^;)。申し訳ない…。 その後も、ち…

明日から

明日から、用事で韓国に行ってきます。 仕事がありますので、すぐに帰国しなければなりませんが。 ただ、疲れがたまっていて体調が思わしくないので、飛行機に乗るのがちょっといやだな。 『女子の古本屋』を読了。 [rakuten:book:12856013:detail] ここに出…

貧困大国

会議で東京に数日出かけておりました。 往復の新幹線車中で読んだのは、今話題の『ルポ 貧困大国アメリカ』。 アメリカ社会で現在起こっていることは、「国境、人種、宗教、性別、年齢などあらゆるカテゴリーを越えて世界を二極分化している格差構造と、それ…

ドキュメンタリー映画二つ:「靖国」と「NAKBA」

映画「靖国」が次々と上映禁止となっているみたい。 名古屋でも上映をとりあえず中止するという小さな記事が。ショック。 http://www.yasukuni-movie.com/ こういうのを言論弾圧というのでは。 特に衝撃だったのは、一部の国会議員たちが事前に見せろと要求…

久し振りに更新であります。まだ続いているのですが、問題はいつものことながら、前回が何センチまで到達していたのだったか、覚えていられないということですな。 読んだのは、Penguin Reders level4の The House of Stairs。 引き込まれて一気に読了。ああ…

あるエクソシスト

カンディド神父さんに関して、『エクソシストとの対話』からの抜書きメモ。 エクソシストとの対話作者: 島村菜津出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (15件) を見る (リナ・マイアは語っ…

神は貧しい

もうすぐ聖週間なのにダミアン・ソーンどころじゃないよ!(でも、無料DVDレンタル券をもらってしまったので、『オーメン2』を借りてしまいそう・・・) というわけでもないんですが、モーリス・ズンデルを少しずつ読んでます。 沈黙を聴く―現代の神秘家モー…

映画二つ

DVDにて『笑の大学』を観て、映画館で『アース』を観てきました。 笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2005/05/27メディア: DVD購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (302件) を見る これは傑作。 映画を観てい…

『エクソシストとの対話』

島村菜津さんの『エクソシストとの対話』を読みました。 エクソシストとの対話作者: 島村菜津出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (15件) を見る 帯には 「悪魔祓い」は実存する 「悪魔憑…

イエローフェイス

昨日まで仕事の関係で東京に行っていました。 往復の新幹線の中で読んだのは『イエローフェイス』。イエロー・フェイス―ハリウッド映画にみるアジア人の肖像 (朝日選書)作者: 村上由見子出版社/メーカー: 朝日新聞発売日: 1993/02メディア: 単行本購入: 1人 …

『出る杭は打たれる』

ただいま、ちょこちょことフランス人労働司祭のアンドレ・レノレ神父(プラド会)が書かれた『出る杭は打たれる』を読んでいます。 これは、1970年から川崎の建設現場で労働者としてレノレ神父が働く中で、彼が体験し行い考えたことが書き綴られた本です。 …

ある文明のあり方

人間が作る文明や社会のあり方、人間の関係性の作り方にはいろいろあり得る、西洋的なやり方だけが人間の作り得る形なのではないとあらためて感じた記事から引用します。 西アフリカでフィールドワークをされているという社会学の松田素二氏の談話より。http…

ハケンの反撃

今、中日新聞で「ハケンの反撃」という連載が始まっています。 毎回切り抜いて読んでいるのですが、第3回目の今日は「サイバー連帯」つまりインターネット上の労働組合の話で大変興味深いものがありました。http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/C…

つけたし

考えて見れば、『PLUTO』のウランちゃんは紅一点ですね。 悲しむ人の感情をいたく敏感にキャッチしたり、初登場時に、猛獣たちを手なずけたりする辺り、「魔法少女」系だ。 今のストーリー展開だとあまり彼女の出番はなさそうですが、どうなるかしら。 それ…

ヘアスタイル・・・

朝からしんしんと雪がふり、午後からどんどん積もり始めて、ただ今、一面真っ白です。 昨日は髪を切りにいきまして、最新の髪型の研修を受けて帰ってきたばかりでやる気満々の美容師さんに、最新モードの髪型にされてしまいました。 どんなのかと言いますと…

もう誰も覚えていないでしょうが、まだやっているのです。(意味あるのか〜?)。 Dorothy Day: A Catholic Life of Action (Spiritual Biographies for Young Readers)作者: Maura D. Shaw,Stephen Marchesi出版社/メーカー: SkyLight Paths発売日: 2004/04…

ひさしぶり

仕事が忙しくなってくるとブログを書く気力がなくなるため、ついつい更新が後回しになってしまいます。お久し振りでございます(って誰に挨拶してんだか)。 今日は嵐の前の静けさで、明日から土日も休日出勤でかなり気合の入ったお仕事が始まります。ふーっ…

一段落

これまで仕事の関係で東京にほぼ毎週通っていましたが、先日、ついに区切りがつきました。 これで新幹線に毎週乗らなくて済むと思うと嬉しい。 とはいえ、まだしばらくは毎月行くことになるかも…。 『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』『文藝ガ…

この映画は実話に基づいています

最近、DVDで実話に基づくという映画を三つ観ました。 5人の実在の武器商人を元にして人物像を作ったという『ロード・オブ・ウォー』、1971年にソウルで起こった空軍特殊部隊の反乱を題材にした『シルミド』、そして公害問題を起こした大企業を相手にアメリカ…

スローフードふたたび

島村菜津さんの『スローフードな日本!』を読了。 スローフードな日本!作者: 島村菜津出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/02/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る 以前、同氏の『スローフードな人生!』を読んで…

雪沼に住んでみたい

もう松の内の過ぎてしまいましたが、新年おめでとうございます。 名古屋に戻って参りました。 コメント欄も復活しております。 『いつか王子駅で』『雪沼とその周辺』を年末年始に読了。 堀江さんが紡ぎだす世界は、味気ないファストフード店や大量生産の100…